自転車(小経車)本二冊
定期的に、思い出すように今度こそ、と思うような気がしてきているのだが、この夏の後半あたりからもう少し自転車に乗りたいなと考えていた。ただし暑いから夏は止めとこう。そんな感じで。自転車は持っているのだけど乗り方が意外とわからない。近くにたずねられる人がいればいいのだけど、そういうこともなく。ショップで質問・相談するほど具体的な何かがあるわけでもなく。そんなわけで検索してあいそうな本を二冊、買ってきて読んだ。
一冊目、鉄道で広がる自転車の旅「輪行」のススメ[rakuten]。書名の通り、輪行をテーマにした新書。いきなり輪行かよってのは自分でも思うけど、もう一冊より手軽(サイズ的に)だったのでこちらから読んだ。いつか輪行、とは思うし。
読んでみて。輪行してみたくなった。
最初は自転車以外で行ったことのある地域にするがの良さそうとか、高いところにある駅からスタートすると楽だとか、なるほどと思うところがいくつも。おすすめコースの紹介は、手始めにというには計画性が必要そうに思えたが、何度か体験していくらか慣れてきたら行ってみたくなりそうな内容で楽しそうだった。そしてブロンプトンが欲しくなった。ちょっとだけ。
二冊目、ものぐさ自転車の悦楽~折りたたみ自転車で始める新しき日々[rakuten]。
自転車のことを調べようとするとわりあいすぐにマニアックな壁にぶつかってしまうように感じる。用語からしてなじみがなくなるし、あのパーツがどうとかこの薬剤がどうとか。それはそれで興味をひかれてつっこみたいところではあるが、なにせ身体を動かして経験していかねばならないのが基本なのでそうスイスイとは進めない。
この本は、そういう領域には入りこまず、でも、これから始めるにあたっての「よくわかないんだよな」「これでいいのかな」という疑問・不安に答えてくれる。
たとえばペダルのこぎ方や車道の走り方。交通ルールについてももちろん。法的な話題にとどまらず、実情をふまえた現実的な乗り方まで。(この本でも輪行に触れられている。)読みやすく軽い文章であり、その面も含めて書名に間違いはなく、がんばらない楽しみ方を知ることができる。私自身、初心者なので、内容がどのくらい妥当なのかは実際のところ判断できないのだが、少なくとも安心感を与えてくれるように思った。
さあ、あとは始めるだけ。