和菓子のアン
普段はあまり行かない書店で探しもの。ふと見上げると和菓子のアン[rakuten]の「和菓子」が目に入った。手にとって見た装丁で衝動買い。
デパート地階の和菓子屋さんでの物語。仕事の上での人々の関わりがふんわりと描かれていてほっとする。主人公がちょっとナーバスに思えるところもあるけれど、初めての仕事はそういう感じだったかもしれない。
和菓子を買いにいくとつい目につくものを選んでしまう。けれど、派手でも地味でも背景となる物語がある。季節感って積み重ねなんだなあといったことを考えながら読んだ。自然と和菓子を食べたくなった。そして食べた。たまたまあった朝汐というお饅頭。もう少し続きを読んでみたい。