HDDがとんだのでケースを買った
HDDがとんだ。そのためPCケースを新調した。
19日の月曜日の午前中。どうもThunderbirdがおかしな動きをする。最初はそんなだった。わりとおかしな動きをするし。でも、ふとログを見るとエラーが出ていた。少し油断していた。本格的にまずいなと思ったときには手の届かないところにいってしまっていた。
とはいえ、日次のバックアップが早朝にとれているのは確認していた。復旧作業に時間はかかるが、それほどひどいことにはならないだろうとこの時は考えた。この日、他にやらねばならないこともあったので復旧作業は翌日から進めることに決めた。
外出からの帰り道、この際だからとHDS722020ALA330(2TB)を二本購入した。今回とんでしまったのは/homeにmountしていたHDD。システム部分は生きていたので、新しいHDDを接続した上で普通にbootさせる。fdiskでパーティションを切り、mkfsをかける。バックアップからのレストアを開始した。
ところで月曜日のうちにいくつかのことをやっていて、その中で、どうもCPUやHDDの温度が高いらしいということに気付いた。CPUは45度前後、HDDは50度前後である。エアコンをかけた状態でこうであるから、エアコンをかけないときにはより高いのだろう。正直に言えば、このPCの状態はあまり気にかけていなかった。日常的に使っているので壊れるときには目の前で壊れるからだ。
だが、この状況でさらなる不幸が起きでもしたらさすがにかなわないので、HDDにサーキュレータで直接風をあてて冷やしてみることにした。そうしようとしたところ、つまりPCケースを開けたところ、一分とたたないうちにCPUの温度が下がったのである。HDDのほうはケースをあけただけではどうにもならず、ケース外でサーキュレータのまん前に置いて冷やしながらの作業となった。
こんなことがあったため、実はHDDとともにケースにつけるファンを買ってきていた。排熱がうまくないようなので、ひとたび熱がたまり始めると、どうにもならなくなってしまうのではないかと想像できる。そこで、まだ取り付けられるところにファンを、という試みだった。結果を言ってしまうと期待したような効果は得られなかった。6〜7年、もしかするともっと古いケースである。HDDがまったりまわっていたころのものであろう。みっちりと詰めるようにHDDを配置する構造では、ちょっとやそっとの風量ではたちうちできないようだ。これはいけない。
50度を越えてはいけない。半ズボンの人に風通しのよいケースをいくつか教えてもらい、その中から購入しやすそうなNINE HUNDRED TWOを発注した。待つことしばし――まあ、丸一日ほどしてケースが届いた。さっそくサーキュレータから離れられないHDDたちをはじめ、パーツたちを移動させていく。
率直に言って、青いLEDはどうかと思うが、たしかに風通しの良さそうなケースである。大きなファンが標準で四つついていて、それぞれにスピードを変えられる。ゆっくり回せばあまり音がしなくてよい。最近のケースは電源をケース下部に置けるようになっているんだなあ、というところから知らなかったくらいに久しぶりのことで取り扱いにしばし迷うこともあったが、特別に扱いにくいこともなかった。
かんじんの温度だが、このケースにしたところ室温+5度くらいのところで落ち着くようになった。なんともケースでこんなに違うものかといまさらながらに驚いたが、まずはほっと一息つくことができた。(この作業の間にケースとは関係ないHDDまわりでちょっとオモシロイことがあったのだがまた後で。)
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