HAYABUSA BACK TO THE EARTH
昨年から各地のプラネタリウムで投映されているHAYABUSA BACK TO THE EARTHというプログラムを観てきた。今行かなければなかなか行けなさそうでもあり、また、X-dayが間もなくでもあるからでもある。
このプログラムは43分のフルバージョンと26分のショートバージョンがあり、前者を投映しているプラネタリムの中で最も近いところにある相模原市立博物館のプラネタリウムに行った。横浜線淵野辺駅から歩いて15分ほど。宇宙科学研究所という名前だけでワクワク感をそそる建物をながめながら、その向かいにある建物へと足を運んだ。
一人500円。平日のせいか、入場者は少なく、ざっと見まわしたところでは十数人というところ。投映前のわずかな時間に話し込んでいるのが聞こえてきたが、何度目かの来訪である人もいるようだった。
プラネタリウムの目の前すべてをおおうスクリーンに投映される映像はただっぴろい空間の広がりを感じられてなかなか面白かった。それほど深い知識のない私にとってもわかりやすい内容であり、すんなりとストーリーを追うことができた。
反面、十分な知識のある人にとっては物足りないのかもしれないし、二コ二コ動画なりYouTubeなりで見られる各種動画のほうがある面では感動をさそう。だが、こちらはこちらで楽しめるし、先行きはわかってもやはりぐっとくる。大きな画面の説得力もある(のかもしれない)。DVD/BDのリリースがすでに予定されているのを直前に知ったが、それでも観に行っておいてよかった。もう一度(ショートバージョンを)観に行こうかなとも少し思っている。
現地に行くまで知らなかったのだが、宇宙科学研究所でははやぶさの実物台の模型を含めた資料展示を見学できる(無料)。プラネタリウム前のイトカワの模型のわきに小さな案内があり、せっかくなので見学してきた。
あちこちで見聞きしたあやふやな情報と結び付けながらのしばしの時間。展示の説明で新たに知ることもあった。がらんとして人気がなく、わりとぞんざいな感じもある展示ではあったがこちらも満喫した。売店をひやかし、ロケットの展示の前をうろつき、この場を後にした。
その後
後日、かねてから積んでいた現代萌衛星図鑑[rakuten]を読んだ。
衛星と衛星とのつながりや決して技術面だけでない苦労や障害の数々が、おそらく主だったところだけではあるのだろうけどよくわかる。書名に「萌」と入りつつも、広くおすすめされているわけだ。入門にうってつけで、読んでいて何か所かで感動した。どうせなら投映を観に行く前に読んでおけばよかった。
まんがのほうも、最初はねらいすぎじゃないかななんて思った(特に冒頭のものなど)が、本文を読み進めるにつれなるほどと思えるようになり、終わってみればなかなか悪くないものだった。