京セラ「ファインシャープナー」で研ぐ
先日、東急ハンズに買い物に行ったときに、京セラのファインシャープナーSS-30という商品の紹介映像が流れているのをまじまじと見入ってしまった。
単三電池二本で動く包丁などの研ぎ器で、砥石を上下にはげしく振動させて研ぐのだそうだ。この上下動があることで刃に垂直方向に溝が作られ、切れ味よく、かつそれが長もちする…… らしい。
たしかそうだったと思うが、映像の内容をはっきりと覚えているわけではないのでもしかすると間違っているかもしれない。関係しそうな解説として渡辺刃物製作所: Blade of Mechanism: どうして切れる。という記事があった。もちろんファインシャープナーによってどこまで再現できるのかはまた別の問題だが。
音がすごいというレビューが目立ったのだが、実際に電源を入れたときにはそれほどとは思わなかった。だが、研ぐときには刃をすべらすガイドになるカバーを取り付けて、平らなところに置いて、というか軽く押し付けるようにする、と、前述のように振動する物なわけだからして、ええ、なかなかの音量になります。
そうしておいて刃を何度かあてて通す。切れ味のもちについてはまだよくわからないけれど、まるで切れなかった包丁がたしかに切れるようになった。実に手軽。ペン先に砥石があるような形状なので、包丁以外の複雑な形をした刃にも対応できるし、砥石の交換もできる。
定価は3,000円くらいだが、楽天市場(など)で探すと1,000円代で買えることがある。たまたまた送料込みの安売りをしているところがあったので、ちょっと試してみるかくらいの気持ちで購入した。扱い方は簡単だし、それなりの効果を得られたので今のところは満足。気になるのはは切れ味の「もち」で、説明通り(その説明をうろ覚えなんだが)に長もちするようなら大変満足、となりそう。
音の問題はあるが、研ぐのにかかる時間はせいぜい数分。初めてのとき、四本の包丁を研いだのにかかった時間はパッケージを開けるところからいれても10分か15分くらいのものだったと思う。また、手持ちで使うのならびっくりするような音量というほどでもないと思う。置いて使うときには何かをしいておくと緩和できるかもしれない。
(事前、事後で、よくやってるようにトマトでも切ってみればよかったのだけど、その前に研いでしまった。覚えていたら次の機会にやってみよう。)