公園だんご

「公園だんご」

実家のあたりでは、だいたいこう呼んでいると思うのだが、ふと、第三者的にふり返ってみるとだいぶおかしな響きがある感じもする。

打吹公園だんご」というのが本来の名称で、三色のおだんごが串にささっている。だんごは親指の先っちょくさいの大きさで、誰でも二本や三本は軽くいける。素朴な味だけども、なんとなく記憶に残るのか、地元の、いわゆる「名物」「お土産品」のたぐいでありながらわりと定期的に食べていたような記憶がある。

以前は十本とか二十本とかの箱売りばかりだったように思うが、今では五本入りの小さな箱もあるようだ。今回実家から送られてきたのはそれで、あまり日持ちしないものなのだが無理なく食べきれて、丁度ええでしょう。そんなわけで今日のお茶うけは「公園だんご」であった。

今日の茶菓子、打吹公園だんご

鳥取県というとがんばってしぼり出して「砂」と「梨」――という方が多いのではないかしらと思うが、それ以外のお土産として「公園だんご」はおすすめの一つ。