GAMARJOBAT SILENT COMEDY JAPAN TOUR 2010
観てきたよ、が〜まるちょば。ライブを観るのは初めて。関内ホールに入ったのも初めて。
構成に気を遣っていそうだった。最初の演目はまるまる「つかみ」で場を作るためのもの。比較的わかりやすいものからのスタートで、まず、客から声と動きを引き出してのせる。そして、動きが大きかったり、どこかおなじみという感じの演目でなじませていく。だんだんと動きが細かくなって、ストーリーが入ってきて、と進んでいく。休憩15分をはさんで2時間。
年輩の人や家族連れがかなり多かったのは意外だった。あとおばさま方のグループとか(が、隣にいて何か食べてて…… なんかニオイがアレだった。いろいろおくとしても、ニオイくらいには気を遣えないものかね)。逆に同年代ぽい感じの人々は、割合いとしては少なめだった。
ステージに上げたのが三人、他数人を立たせていた。ああいうときの人選はどうするのだろう。どうやってもダメって人もいると思うのだけど(自分がそうだし)、うまく避けられるのかな。見ればわかるかしら。ともかく演じた皆さん、のりがよくていい雰囲気。最初のつかみで拍手慣れさせているのも大きいのだろう。
なんとなく、幼いころにドリフの8時ダョ!に連れていってもらったことを思い出した。あの時は人酔いしてぐんにゃりなった上に途中で退場したんだったか、なんてことついでに連想。でもそれはあまり関係なくて、つまり全体的なトーンはそんな感じだったように思う。たとえば帰り際に「最初の演目がいちばん〜」といった声がどこからか聞こえてきたりする。また、動きがある→笑っとけ、というパターンにだんだんと流れがちになっていたようにも感じ。後半、ストーリーがついてきた演目では「あれ、ここで笑い?」という場面もいくつか、といった具合い。単純に自分がずれていたのかもしれないけども。
もう少し近くで観られたらよかったかな。それでも例のカバンは観られたし、ボクシングのすごいのも観られたので満足。この前観にいったASH&Dのライブで中村ゆうじさんがすごい、と拍手をもらうようなのではまだまだで、その一段上で演じるんだ、みたいな話をされていた。なるほどそういうものかと思ったのだが、ただ、それをふまえた上であえてテクニクカルにすげーっていうのを観たいというのもある。そういう面では、今回のライブとはまた違った内容ショーを観にいきたいなと。