C-0.06の15分間パッケージング

C言語のワンライナーを書くためのCというツールがある、というのをついさっき知った。

普段C言語を何かを作るということはあまりなくて、C言語といえばどちらかというと読むもの。しかも部分的に。だから「あれ、どうだったかな?」なんていうのは――「;」忘れも欠かさない私にとってはよくあること。意外と使えるかもしれない。

こういうツールで迷うのはどこにインストールするか。ちょっと使ってみるだけになるかも、と思うと/usr/localを使うのは…… という気分になる。かといってホームディレクトリにポンと置いておくだけというのも。

まあ、本当のところは迷ってはいない。ちょこちょこっとパッケージングしてしまえばいいのだ。特にこういう小さくて、サーバ的でもないツールならパッケージ化の手間もたいしたことはない。

具体的な手順はこんなところ。

$ tar xf C-0.06.tar.gz
$ cd C-0.06
$ dh_make -c gpl2 -b -s -p large-c -f ../C-0.06.tar.gz
$ cd debian
$ rm README.* cron.d.ex emacsen-* init.d.* large-c.* manpage.* menu.ex post* pre*
$ vim copyright
$ vim control
$ mv watch.ex watch
$ vim watch
$ cd ..
$ debuild -uc -us

debian/copyrightやdebian/controlはREADMEなどからのコピー&ペーストで、debian/watchもURLを調整する程度。C-0.06のような構成ならdebian/rulesに手をいれる必要もない。

実際にはlintianエラーをつぶすためにdebuildをあと二回くらいは実行したものの、全工程で15分ほど。できたlarge-c0.06-1i386.debをインストールして作業を終えた。

$ C -cWall -cO2 -e 'printf("hello world\n")'
hello world