二代目LED読書灯

寝る前に本を読むときには部屋のあかりを消して読書灯を使っている。ミニピカスポットという小さなLEDライトを使い出してからわりあい長くなる。

このライトはのあかりは、スポットというくらいでやや細めだが、文庫であれば全面にあてられるし、一般的なハードカバー小説くらいであればそれほど問題ない。首を自由にまげられられるので、本の大きさや持ち方、寝姿勢に合わせてちょいちょいと調節してやればよい。青味がかっていてちょっと暗いので、人によっては合わないかもしれないし、長時間はつらそうではある。ただ、寝る前の読書なので、まあ、おおむねそう長時間にはならないという前提でもある。

便利に使ってきていたのだが、AC電源の接触がどうにも悪くなってきてしまって、手があたったり、あるいは姿勢を変えようとしてマットに体重がかかったりというくらいのことで消えることが多くなった。慎重に調節して点けるのだが、またすぐに消えてしまう。さすがに使い勝手が悪くなったので新しいライトを買うことにした。

ミニピカスポットを買ったときにも思ったのだけど、この手のライトを探そうと思うと意外と苦労する。「読書灯」などで検索すると大量のページがヒットする。しかも、使い方が明らかであるためか、詳しい情報のないページがかなり多く、どうかするとサイズすらよくわからないことまである。そうでなかったとしても、どれくらいの範囲を照らせるのかがわかることはあまりない。結局のところ、複数の情報を寄せ集めた上で、これと思ったものを買ってみるしかない。

今回、そうして選んだのがELPA SPOT-LLSTK1というLEDライト。楽天のショップで購入した。

ミニピカスポットと比較するとちょっと高くなったが条件を満たす商品はそれほど多くなかった(ミニピカスポット自体はもう製造していないようだった)。なお条件というのはこんなところ。

  • 本だけを照らせる(デスクスタンドのような広い範囲を照らすものはダメ)
  • ライトを上向きにできる(あおむけで本を持ち上げるようにすることが時々あるため)
  • AC電源に対応していて手元にスイッチがある(電池だけとかACの抜き挿しだけというのは使いづらい)

さて、届いたライトを使ってみた感想は、明るい。とても明るい。ミニピカスポットと比べると何かの冗談のように。読書灯にはちょっと明る過ぎたかもしれないと思ったが、しばらく使っているうちに慣れてしまった。色味は白熱電球にちょっと似た感じでやや黄色がかっていて、これは青白い光だったミニピカスポットよりも本を読み易いように感じている。

使ってみたところを比較するとこんなふうになる。

(操作ミスにより写真消失)

色味については画像を調整をしたのだけど、そもそもの撮影がいいかげんだったので参照程度に。ミニピカスポットのほうはだいたい合っていると思うが、ELPA SPOT-LLSTK1のほうは、環境によっては黄色がかなり強く見えてしまうかもしれない。明るさの比較はだいたいこの通り。開いている本はプレゼンテーションZen[rakuten]で、これは一般的な技術書のサイズ(ハードカバーよも二まわりほど大きい)。ライトの位置はほぼ同じになるようにしている(本から25cmくらいの距離)。

ライトの位置調節について、ELPA SPOT-LLSTK1は、根本の部分が曲がらないようになっているのでやや注意がいるかもしれない(ミニピカスポットは根本からぐにゃりと曲がる)。この点は買う前から少し気になっていたのだけど、実際に使ってみると困ることはなかった。ちなみに私ライトをマットに直接置いている。姿勢は、本をベッドに置いて横向き、本を体に乗せてあおむけ、腕で支えるように持ってあおむけ、のどれかで、うつぶせになることはほとんどない。

新しいライトを購入して半年ほどたったところだがかなり満足している。明るさや色味については前述の通り。その他に土台の部分がしっかりとしていて転がったりしないというのもよかった。LEDで読書灯を探している人は候補に加えてみてはどうだろうか(ただし明るさには注意)。

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