Ruby会議2009二日目

本日のざっくりしたメモ。

  1. コミュニティアピール
    • この途中あたりで会場に入った
  2. 基調講演
  3. Lightning Talks
    • Decimal - BigNumを使ったBigDecimalの小さくて速い再発明で、かつ、好ましい再発明の事例
    • morumotto.com - One-Time Passwords for OpenIDというのがそもそも興味深いが、その上日本の携帯電話への対応も行われているとか
    • rubyrep - 非同期・マスタ-マスタのRDBレプリケーション(そのうち動かしてみたい)
    • ギャルゲーはやらないのでわからないけど、趣味.rbはちょっとおもしろそう。
    • Rubyでの(力技)でのネットワーク運用 - 実際のコードや開発の様子をもう少し聞いてみたかった
    • cdn.debian.net - 広く使われているRubyコードとしてはなかなかの実績・事例だと思う
    • ActiveLdap - LDAPってちょっと使うにはめんどうなんだよね…… ということで自分ではあまり使わないのだけど、これならちょっとコード書けばって気になる(debもある)
  4. 分散並列処理フレームワークfairyと分散オブジェクトシステムDeepConnect
    • map reduceの考え方をベースにした大量データ処理のフレームワーク
    • 分散ファイルシステムのほうにも興味があったり
    • 領域的にはdRubyと重なるところも多そうなDeepConnectの位置付けや今後の動向が気になる
    • 早くコードが出てこないかなあ
  5. 偉大なBigTableとぼくのおもちゃ
    • map reduceが続く
    • 世界をコントロールブレイク
    • 咳さんの話はおもしろいなあ
    • dRuby本とdrb/*.rbを読み返してみたくなった(時間をとっていずれ)
  6. Regional RubyKaigi会議
    • RubyKaigiを開くというようなつもりは少なくとも今はないのだけど、都内以外での勉強会開催という点でヒントが得られないかなと思って参加
    • BoFのような感じ
    • 「RubyKaigi」という名前には運用ポリシーのようなものがあったということを知った
    • とはいえ強いルールではなくて、こういうイメージというようなもののようだ
    • だが、それがどんなものかっていうのは正直わからなかった――開催者間ではある程度の共通認識があるようだ
    • この間のDebian Ruby1.9 Kaigi(Debian Ruby 1.9会議)は抵触していないとされていたようだが、CAのきわきわだった(○○Ruby○○Kaigiのような字面には要注意)

Reginal RubyKaigiはまだ二回目をやった地域が出てきていない。その点に関連して、前回の○○RubyKaigiのスタイルが重しになってしまって二回目、三回目が(気持ちの上で)開きにくくなるようだとよろしくないという発想があるようだ。では、というので、内容的にゆるくくだけたRubyKaigiをどこかやってくれればその後から楽になるのではないかとか、地名ごとに回数をカウントするのではなく全体で通し番号にすればいいのではないか、などの案が出ていた。反対に、東京のようにいろいろな集まりがあるところは別とすると、むしろ「前回」を続けることである種の場を作りたいという意見もあった。

個人的には地域Ruby会議というくくりのなかでは名前、特に地名が入るというのは重要であると思う。ダブルネームでという声も出ていたが、参加する人がどう呼ぶか、どのような認識で参加するかがポイントだから、なんとなくズレた話のように思えてしまった。とはいうものの「RubyKaigi」の背景にある何かというのがどうにもわからないのでそこのところはなんとも。通し番号にするくらいなら名前はなんでもありにして「後援 日本Rubyの会」でいいんじゃないの? とか思ったんだが…… そういう話でもないのかも。

ふりかえって横浜。横浜Ruby会議というのはあってもいいんじゃないかという意見は出たが、私としては東京に近すぎるのでいまいちかなとも思っている。もちろんやろうって人がいたらお手伝いくらいはできるかしらと考えてみるが、やっぱり自分ではやらないだろうなと思った。横浜Rubyistってあんまりピンとこない――のは私が知らないだけかもしれないけれど、何か色が出せるのかというとこれまたピンとこないから。

だからこそまずは「集まってみない?」というのがあるわけで、そのとっかかりとしても勉強会はやってみようという気になっている。意外とDebianネタにも引き合いがあるようなので、難しくないDebian系の勉強会(難しいのはDebian JPでやってるし)とともにRubyネタも何か考えよう。とりあえずCapistrano、だが、それ以外にあまり手持ちのネタってないのだよなあ。話を聞いてみたい人を挙げてもらって、その人に来てもらって、質問しまくるなんてのは面白いかも。

ま、そんなこんなで、「Ruby,Railsによる「ケータイ」ポータルの作り方!」や「CとRubyとその間」なんかも気になったけど行けなかった。後で映像を見られるようになるのかな?