南青山にてめがねを買う
数年ぶりにめがねを買うことになった。近くのお店をいくつかまわったのだがピンとくるものがない。石川町駅の近くにあったまるや眼鏡店で見て気にいっていたKamuroを思い出し、どうせならと南青山まで足をのばした。
都内に出るのはおっくうだったが行ってみれば、他のブランドではなかなか見られないデザインながらも奇抜なところがなく、すごくバランスがよい。もちろん似合うかどうかは別問題なので、そのうちのいくつかにしぼり込んで悩むことしばし。外に出て外光で見たり、サイズが合うかどうかを見てもらったり、詰めることも可能かどうかなんてことを確認してもらったりして一つに決定した。
というのは実は私のめがねではなかったりする。ただ、本音を言えば自分でも欲しい一品だったりもするので、自分ではかけられない(サイズが違うし)ながらもそこにあるうれしさはあったりしてよい気分になった。近くのめがね屋では扱いのあるブランドがごく限られることもあり、やっぱり都内にも出てみるものだななどと現金なことを感じていた。
レンズの在庫があったので一時間ほどで調整できるとのこと。その間、適当なカフェにでも入って待っていようかとうろうろし始めたところで蔦珈琲店のことを思い出した。数年前に行ったことがあり、禁煙ではないのだけどおいしかったなと。
記憶をたよりに入ってみれば今も変わりない…… 気がする。一度行っただけだったからあまり確かなことはわからない。でもカウンターにテーブルがいくつかという小さなお店の感じは覚えていた通り。そうそう秤があったんだった、なんてことを考えながらコーヒーをいっぱい。シュークリームを一つたのんで(主観的には)長の旅の疲れを癒しつつ、時間を過ごした。