コミックフラッパー2009/6号

 秋★枝さんの「煩悩寺」を目当てに買ってき(てしばらく積んでい)たCOMIC FLAPPER (コミックフラッパー) 2009年 06月号 [雑誌]コミックフラッパー2009/6号。これまでも同様に何号か買っていたものの、どうにも趣味と違うまんがが多くて弱っていたのだが、ここ何号かで始まった連載はわりとよさそう。

一つは柳原望さんの「高杉さん家のおべんとう」。今号では二話目で、前号は買っていないのだけど、仮想家族もののようだ。31才オーバードクターの男性とその姪である12才の少女が同居を始めたというストーリー。タイトルの通りお弁当をキーワードにして関係が描かれるらしい。さほど家事にすぐれるわけでもない二人がやりくりをするなかで、結果的に「男の料理」をふるまうことになったというのが今回のお話。

もう一つはむらかわみちおさんの「虚数霊」。これは今号からスタート。物に宿る思念のようなものを扱う骨董店の店主が物や人と出会う。もしかすると過去の人々と出会ったりもするのかもしれないが、今号ではそのさわりの部分だけなので展開はよくわからない。興味はひかれつつも、ちょっとわかりにくいところがあるなと思ったら、どうやら別のところで連載されていたことがあったらしい。

困るのは後者。作者はかなり寡作のようで、長く描いていらっしゃるようだが単行本は数冊。これは追いかけてみないとまずいかもしれない。これまでも隔月のペースでは買っていたのだから、ペースを上げれねばならないか。

ちなみに次号では小川一水さんの「復活の地」をみずきたつさんがコミカライズした連載のスタートが予告されている。(竹本泉さんによるコミカライズと書いていましたが私の勘違いでした。)