意外と良かったHandpresso(ハンドプレッソ)

以前から気になっていたハンドプレッソを試してみた。

自転車の携帯空気入れに抽出用のドームがくっついたような構造になっている。ポンプでためた圧力を留めておくための弁が付いているのが空気入れとの違い。圧力を示すゲージがあり、ポンプを40回(だったかな)使うとちょうど良い加減となる。ポンプからドームには管が通してあって、ドームの頂上あたりに圧縮された空気を導く。

ドームの底には特別な仕掛けはなく、ポッドを置くための網があるだけ。ひっくり返すとすぐにお湯が落ちるし、ふり回せばお湯がこぼれる。神経質になるほどのことではないがこぼさないよう気を付けて、抽出口の付いた蓋をかぶせて固定する。そのままカップの上に移動させ、ひっくり返してすぐに弁を開くボタンを押し込めば、するするとコーヒー液が落ちてくる。

上から見たところ 下から見たところ

お湯がなくなってくるとはじけるような音がして、コーヒー液がやや泡立ったものに変わる。これがクレマっぽくなりはするものの、そんな雰囲気という程度なのはしょうがないだろうと思う。ポッドに水分があるうちはほどほどの圧が残るようで、ほうっおくとポタポタとコーヒー液が落ちる。弁のスイッチを戻すと残っていた圧が抜くことができるので、泡立ちほどほどのところで圧を抜いておくのが良さそうだった。

三回ほど使ってみたところ、意外と良い。買うくらいだから期待がなかったわけではないものの、ちょっと疑っていたところもやはりあったが、これくらいなら使えそう。

抽出が終わったらすすいでおくが、マニュアルによれば軽く圧を与えて湯通ししておくと良いとある。毎日使うとも限らないので、使用後には湯通しをしておいた。また、余熱しておいたほうが良いだろうから抽出前にも同じ手順で湯通しをしている。

見ため通りといえと思うが、小さいわりに持った感じはずっしりとしていて質感がある。実際の重量は500gほどで、手軽に持ち運ぶにはちょっと考える重さのような気がする。アウトドアでも〜なんていう紹介もあるのだが、コンロや電気を使えるところなら直火式のほうが手っ取り早いかもしれない。お湯さえあれば良いという手軽さはあるものの、一杯ずつしかいれられないこともあり、むしろビジネストリップなんかに向くように思う(とはいえアウトドアに縁がないので、そのあたりの感覚はよくわからない)。それから「ふと思い立ってアフォガード」みたいなときにも(これはいずれやってみよう)。

なお、ポッドのサイズは「44mm」とあるが45mmと表示されているものでも問題なかった(44というのが妙に強調されている感じがしたのでちょっと心配だった)。今回はillyのふつうに売っているものを使った。

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