七王国の玉座

ジョージ・R・R・マーティンさんの「七王国の玉座IV」を読んでいる。冗長な感じも少しあるし、物語に関わるも関わらないも含めて人名がたくさん出てくるし、というような、ある種の読み難さも感じるが展開はなかなかおもしろい。

一応、ファンタジーなのだけど、というか、そのようなのだと思うのだけど、これまでところ魔法以後の世界という感じなので、ファンダジーというよりも中世 を舞台にした物語といったところ。王国に属する家族が出てきて、家族間、兄弟間で争いやいざこざがあって、思わぬ人が思わぬ行動に出る。雰囲気や話のはこ び方はもちろう違うもののリフトウォーを初めて読んだときの印象と少し似ているかもしれない。

このシリーズは第四部まで出ていて、七王国〜はその第一部。なので、この続きを年末年始で少し読み進めようかと注文しようとしたのだが…… これがなかなかややこしい。ハヤカワオンラインで調べると古いほうから第三部、第二部、第四部と出てくる。なぜかというと第二部まで文庫化されているか ら。第三部は既刊ハードカバーが(まだ?)あって、第四部はわりと最新出た様子。

しかも困ったことに第四部から訳者が変わってしまって、用語も変わってしまったらしく、amazon.co.jpではかなり評判が悪い。読み始めたところなのに! だが、とりあえずは文庫化された第二部までは読むことに決めて注文した。

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七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉
George R.R. Martin 原著
岡部 宏之 翻訳
(2006)