木造迷宮
書店で見てつい買ってしまった「木造迷宮」が当たりだった。
「世間の片隅で昼夜の区別なく三文小説を書いて暮らしているそんなボクの家にはどういうワケかよく出来た女中さんがいる」。いくらかダメな感じが漂う「ボク」と、初々しい「女中さん」と、関わってくる人々のほんわかした物語。
amazon.co.jpのレビューでむんこさんの「だって愛してる」と対比・お勧めされているが、あちらよりも犬上すくねさんの「恋愛ディストーション」や冬目景さんの「イエスタデイをうたって」をお勧めしたい。逆に言うとこの辺りを読んでいる人になら気に入ってもらえる確率が高いのではないかと思う。