ドラル国戦史(1)
ずっと積んでいたドラル国戦史(1)四方を統べる神[rakuten]を読んだ。舞台の雰囲気はベルガリアード、マロリオン、エレニアとやっぱり似ている。神々は人間くさく、ときに幼い。人々は粗野な面が目立ちつつも妙に大人びていたり、あるいは分別くさい。例によってなまいきな少女が出てきたりもして、特徴的なところはそのままに、それでもこれまでのお話とは違ったお話になっている。
今回は他の三作とはよりも未開な状態の世界で物語が展開されている様子。進化を重ねてきた様子が描写されているなど、なんとなく社会情勢を反映しているのかなといった気配もある。もっともそれが本筋に関係していくのかどうかは分からないけど。
全八巻のうちのようやく一巻を読んだだけなのだけど、今のところの感じからすると、前作などを楽しめた人なら今回のシリーズにも期待して良さそうな気がする。すでに二巻が出ているので、ともかく読きを入手しようかな。