2週間で小説を書く!

清水良典さんの2週間で小説を書く! (幻冬舎新書)2週間で小説を書く![rakuten]を読んだ。幻冬舎新書。この手の本を読むのは初めて。

実際に小説を書けるようになるか、は分からない。小説を書いたことがないのでなんとも判断がつかない。ただ、ちょっとチャレンジしてみたくなるような興味をひく課題が出ているとは思った。

たとえば、ひとまず「私」を主語にして書いた文章を、第三者が主語になるよう内容を変えずに書き直す。また、たとえば、職場の様子を客観的に精密に書く。そういった課題が全部で14ある。小説に限らず、広く文章を書くということについて、何か得られるかもしれない。

各課題について、わりあい明確なバックグラウンドが書かれていて、それが一冊の本としての分量にもなっているのだけど、そちらを読むと今度は小説を読むという点でのなんというか、ある種のコツのようなものにつなげられるように思った。それらは普段なんとなくこなしているようなことでもあるかもしれないが、意識に乗せることでより小説を楽しめるのではないかな、と。