日本語練習帳

そういうわけで大野晋さんの日本語練習帳 (岩波新書)日本語練習帳[rakuten]を読み始めた。というよりも解き始めた。

この本はたしかに練習帳で、懐かしいドリルを思い出す。全45問には配点がしてあり、250点満点になる。

初っ端の問題は「思う」と「考える」の違いを求めるもの。次は「うれしい」と「よろこばしい」の違い。

こうして取りあげられると双方の違いに目が向くけれど、普段はあまり考えずに使い分けているようにも思える。そして、よーく考えていくとおぼろげながら相違が見えてきはする。しかし、それを回答として表現するとなると……という具合に、日本語ストレッチをしている気分になれる。

もちろん問題の間には解説があって、これが実に詳しく、そして納得のいくものであるのがすごい。特にその方面の知識が豊かなわけでもない私にも理解が進むようになっている。

などと言ってみたものの、実はまだ問8までしか進んでいないので、後ではまた印象が変わるかもしれない。いずれにせよ、じっくり取り組んでみようと思う。