思考の整理学

三日ほど前から思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学[rakuten]を読んでいる。半分弱あたりまで読んだかな。

借り物ではない発想とはどのようなものであるか、あるいは単なるコピペに終わらない編集の妙どこにあるか、といったあたりから始まる。そして、何らかの形で得た着想や、それ以前のヒントのようなものを拾い上げ、熟成させるにはどのように考え、行動するかを説く。概念だけでなく、具体的なテクニックとしての 著者の方法が紹介されている。

メモ取りテクニックは様々あるのだけど、本書ではアイデアをいかに育てるかという観点でまとめられていて、特にこれはネタ帳の作り方、運用の仕方としてすぐに使えるノウハウであると思った。

とったメモは見返して取捨選択するのだとはよく言われることだが、さらなる熟成を促すために植え替えをし、前後関係などからなるコンテキストを変えてやるなどというのは、これまで持ったことのなかった見方だったように思う。植え替えを繰り返すことによる編集の妙も狙えるのだろう。

てなところで、続きにも期待。