ボクのセカイをまもるヒト(1)(2)

ハルヒの流れで谷川流さんのボクのセカイをまもるヒト (電撃文庫 (1168))ボクのセカイをまもるヒト[rakuten]の一巻と二巻を読んでみた。

amazon.co.jpのレビューを見ると、相対的にやけにこれだけ評価が低いんでどんなものかと読んでみたんだけど、言われるほどひどいといこともないように思う。展開が遅いといえば遅いかもしれないけど、この種の本ってボリュームが限られてるからある程度はしょうがないんじゃないかな。

ストーリーは主人公の高校生を守るためにヒロインが異世界からやってくるところから動き出す。なんでも八つの世界のが重なってしまうとかで、重なると互いに奪い合うことになる。そうなる前の前哨戦なんだか回避策なんだか、それとももっと別の何かなんだか分からないが、それぞれの世界から代表者がやってきて主人公を守ったり襲ったり、守る者を襲ったりする。

二巻まで出ていて、これまでのところは各世界の住人がどんな性格・性質・生物なのかが分かってきたところで、本格的な展開はおそらくこれから。もう少し追ってみようと思っている。そうそう、二巻か番外編のどちらかの後書きに「学校を出よう!」はまだ続くという話が出ていた。続きはないんだろうなと思っていたのでちょっとうれしい。