三雲岳斗さんの
アスラクライン(1)[rakuten]〜(3)を読んだ。
事故にまきこまれたときから幼なじみの少女の幽霊憑きになってしまった少年。あるきっかけから、その幽霊がスーパーメカの素であることが分かる。同様の少年少女は他にもいて、それぞれの間には様々な関係がある。さらには、それらスーパーメカを造り上げるためには存在しないはずの悪魔の技術が使われており、おまけに身内が関わっている様子がある。
(1)は出会いあいるは発見と、スーパーメカ(メカかどうかわからないけど)の機能紹介。いかにして一連の状況に巻き込まれたかがややコメカルに語られる。(2)は舞台装置の増設を兼ねた外伝的なお話。もしかすると伏線なのかもしれないけどよく分からない。(3)で主人公の置かれた状況が少し明らかになり、多分、このシリーズの全体的なストーリーが動きはじめるんだと思う。
これまでのところ、登場人物や組織、キーワード、そういったものをどんどん投入するスタイルできているように思う。そんなこともあって心情が深く描かれるというところはなく、展開とドンパチと、たまにコミカルなところを楽しむ感じ。ただ、いろいろと裏はあるようなので、この後深化していくのかもしれない。あるいは発散するか、すっぽ抜けるかして終わるのかもしれないけど(ちょっと危ういと思えないこともないような……)。
あと挿絵で描かれるメカが鉄人28号みたいなのがどうもなあとは思う。こういうイメージなのかな。全体的にこの挿絵は雑な感じがして、個人的には阻害要因になっているように思う。
と、いいつつも、すでに(5)くらいまで出ているようなのでもう少し読んでみようとは思っている。