江ノ電一周

昼過ぎから出掛ける。横浜で食事をとって、往復フリーキップを買って鎌倉へ。

行ってみたい喫茶店が一つと、あとコーヒーカップを割ってしまったのでついでに見ていくかなというつもりでいた。喫茶店よりも先にカップを見ようと思って小町通り方面に向かおうとしたところで何やら人集り。何だろうと覗いてみたら大きなカメがいた。飼いカメなのだろうけど、なんで道端に?

目当てのお店に行く前に、ラスト二個になっていた麸饅頭のうちの一つを買い食い。再び動き出し、お店の前にさしかかったところで覗いてみたら、この日はお休みだった。残念。

鎌倉、玄のブレンドコーヒーしかし、もう17時もまわっていたのでやっているとは思ってもみなかった玄がやっていたのでちょうどよいので一服する。が、あれ、こんな味だったかなあ、温度高くない? という感じでなんだか味の印象が違う。前回はもっと美味しかったように思ったんだけど、体調なんかで感じ方が変わっているのだろうか。時間をおいて(どっちみちそうちょくちょく行けないが)また行ってみるまで判断は保留。店の前には大きな黒い犬。うんと暑いなか、うんと暑そうに喘いでいた。

行きたかった喫茶店はやめにして江ノ電でぶらつくことに。長谷で下車し、ベルグフェルドというパン屋さんを見に行った。すでに営業を終えているので店には入らずに場所だけ確認。想像していたよりもカフェスペースが大きかった。また今度行こう。駅の前を通りすぎて海岸に出てみる。砂浜を歩くのはもう何年ぶりかっていうくらい。さすがに海のすぐそばは風が通って少しだけ心地よかった。

駅に戻って江ノ島へ。江ノ電鎌倉駅で電車を待っているときに見たポスターに展望台の各業時間が20:00までに延長されているとあり、その少し先にある、あのあたりには珍しい感じのカフェがもしかして営業してたりしないかなあなどと考えたため。もとよりあてにならない話であるうえに、着くとしても19:30がいいところでまあダメだろうと期待までしていなかった通り、やっぱりダメだった。カフェに着いたのは19:30を過ぎて20:00前くらい。30分前に入場が終わった展望台にも行けず(これも予想通りではあった)。だが猫はいっぱい見られた。足を投げ出して眠る

夜の通りは猫の世界だなあと。

いつか見た猫?神社の境内で、前回江ノ島に行ったときに見たのと同じなんじゃないかなと思える猫と遭遇し、しゃがみこんで、汗をダラダラかきながらしばらく眺めていたら、地面から蝉の幼虫が出現。こんな時期にも出てくるんだなあとかこんなの見たのいつぶりだろうとか考えていると、その幼虫は草の葉っぱにしがみついて登りはじめた。いや、登ろうとしたのだけど、もちろん葉っぱが支えられるはずもなく転んでしまっていた。

幼虫が出てきたのが、しゃがみこんだ足元であるなら猫がいるのも足元で、それは猫の目にも入る。関心の焦点は小さな物へと移ったようでそわそわしはじめていた。どうしたものかと思いつつ、猫の鼻先に指を差し出してみたりして気を散らしてやったりしているうちに、幼虫は地面は近くの石柱に向かって歩き出していた。もうしばらく見ていれば脱皮するかなあと思ったものの、暑さともう遅い時刻とでその場を後にすることにした。猫の関心は失われていたようだったが、その後どうなったろうか。

帰り道、おそらく現地の人の飼い犬のトイプードルだと思うが、家の中からバッとばかりにとびだしてきたかと思うとまっすぐにこちらにきてかまってくれと愛想を振りまき、ちょっとだけ相手をしてやっているうちに満足したのか来たときと同じ速さでかけ戻っていった、なんてことがありつつ、来たときに見た猫たちをもう一度ながめながら江ノ島を後にした。

そして江ノ電で藤沢まで出て、夕食をとり、その後に横浜に戻った。