HARIO水出し珈琲ポットの一回目

水出し珈琲ポットを冷蔵庫に仕込んで18時間。マニュアルによれば8時間なのでかなり長め。最初から12時間くらいはと考えていたのだけど、寝て起きて取り出すころにはこうなっていた。

まず見た目だけどかなりにごっている。もっとも湿らせたコーヒー粉を入れたときからややにごった感じで成分が下りていっていたので、そうなりそうだなとは思っていた通りではある。同じ要領で用意した粉をポタで抽出するともう少しクリアな液がとれるのだけど、やはり水に浸すやり方だと微粉が出てしまうのだろうか。

あのあとでやっぱり購入した「おいしいCOFFEEテクニック」によると凡の「あいすこうひい」は24時間おいた後にフィルターで濾すようで、その濾すところの写真をよく見ると、光の加減かもしれないけど、にごっているように見える。対して濾した後の液はクリアなものになっている。まあ、比較するのもおこがましいが、そういうものなのかもとは思っておこう。

味はそれなりに出ているけれどポタで作ったものに比べて軽めである一方、見た目通りにごった感じが口に残る。軽さをなくすにはもっと長く(24時間とか)おいたほうが良さそうだけど、そうするとさらににごり度合いが進むのかも。香りは出ていないのかとんでしまったのかかなり弱い。冷蔵庫に脱臭されてしまった可能性もそれなりにあるので今度はラップをかけるなどしてみようかと思う。

一回目のトライなのでもう少し工夫できるだろうけど、今回に関してはポタを使ったほうが出来が良いということになる。もっとも、ポタは水加減の調節範囲がおそらく構造的にかなり制限されるため、ゆっくりと水を通そうとすると相応にめんどくさいという欠点がある。

というのも、シリコンのカップを横からぎゅっと押してできるゆがみの大きさで水量を調整する構造で、ある程度以上の量を通すのならあまり問題ないが、少なくしようとすると止まったりあるいは急に早くなったりすることがある。うまくはまると調子よく落ちてくれるのだけど、経験的には3秒に一滴くらいが限界。また微調整も難しいのでもう少し早くとか遅くとかは付きっ切りでもなければほとんどできないと思う。

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おいしいCOFFEEテクニック―コーヒー名人になるコツと技 旭屋出版MOOK (2006)