長い長いさんぽ

ネコネタにひかれて長い長いさんぽ ビームコミックス長い長いさんぽ[rakuten]を読んだ。須藤真澄さんの本を買うのは初めて。もちろん、この本に出てくるお話も初めて。

猫にかまけてのときもダメだったがこの本でもやられてしまった。

実家には、私が中学生のころからのネコがいて、彼女らはもう15才以上になるはずである。ここ数年、顔を見に実家に行ってこようと何度か考えているのだけど、コストがけっこうかかるなあと見送りつづけている。他に何かの用事があるわけでもなく、トンボ帰りみたいなことになりそうだし……。

彼女らと同じころに飼い始めた一匹はすでに亡くなっていて、実はそのことは亡くなった後けっこうたってから聞かされたのだった。すでに実家を離れていたし、事前に聞かされてもきっとどうにもできなかったろうとは思う。そんなことを考えるとまた同じようなことになってしまうのもイヤだな、などとはやっぱり思うのだが。

亡くなってしまった一匹には、寝ているところに天井近くから飛び掛られ、耳をえらい勢いでかじられたことを覚えている。元気というか、気性の激しいネコだった。いまいる彼女らのうちの一匹については、あるとき家から脱走してしまったのを覚えている。脱走したは良いが、いじめられでもしたのか、いつの間にか戻ってきて縁の下にもぐり、そこで飼い主が気付くまで切なそうになきつづけていた。普段ほとんどなかないネコだったこともあり、そのときの様子はかなり印象に残っている。

けっこう忘れないものだ。