コーヒー講習
休みの日には、コーヒーを淹れよう。[rakuten]の著者でGLAUBELL代表の狩野知代さんが横浜でコーヒーの講習を開かれるというのを知り、なんとかなりそうな日程だったので受講してみることにした。
全三回で初回の今回はコーヒーに関するやや雑学的な話から始まって、生豆がどんなものか(姿形)、産地によってどういう特徴があるか(大きさ、色、水分量、精製法)などの話を経て、手焙煎の実演と実習をして味見までを行った。1.5時間の予定が2時間に。
手焙煎が思ったよりも手軽に出来ることがわかった。飛ぶ飛ぶと聞いていたシルバースキンの飛び具合いも想像していたよりは少なく、これなら慣れと工夫しだいではなんとかなりそう。使う器具によって飛び具合いが変わるのかもしれないけど、今回使った「煎り上手」だと焙煎中はそれほど飛びちることはなかった。問題は煎り終えた後で冷却するときなのだが、これは籠状のザルのようなものがあればなんとかなりそうな感じでもあった。まあ、それでもある程度は飛ぶのではあるけど。で、この「煎り上手」はよく考えてあって、底面にでっぱりが作ってあるおかげで、単に右に左にふっているだけでも豆が立体的にまわるのがよく分かる。それによって比較的簡単に焙煎の度合をそろえることができるのだと思うが、これを底が平らな鍋や網でやろうと思うとかなり難しそう。
今回実際にやってみた感じだと、底面を炎の先端あたりから離さないようにキープしてしっかり焙り続けるのがコツかなと思った。とりわけ1ハゼまでは。出来のほうは、好みよりもやや軽めだったけど、初めてにしては悪くなかったんじゃないかと思う。
シルバースキンが飛ぶとはいってもたまにならいいかなと思う一方で、いろいろ自分で試せるというメリットを出そうとするには「たまに」とは言わずちょくちょくやらねばならないだろうし、そう考えるとちょっと悩ましい。でも焙煎後の豆よりも生豆の保管のほうが楽そうなので、自分ブレンドするとかには良いかもな。
今回の参加者は12〜13人だったけど、思ったよりも好みの豆をはっきりと決めている人が多かったかな。どうもそういう豆の種類とかを把握しないままにしてしまうので好みはこれこれと言いづらい私。っていうかすぐ忘れちゃうんだな。サッカーの選手とかも覚えらんないし。
狩野さんは、慣れてらっしゃるのもあるだろうが、コーヒーのこととなると尽きないような感じで話をされていた。実に楽しそうでここちよいです。