雑誌メモ: Software Design 2005.12号

「Wikiつまみぐい」で紹介されているWiki RPCというのに興味を持った。Wikiエンジンとの通信をXMLRPCでやっちゃうという話。インタフェースも定義されているそうな。そのむかしRWikiをいじっていたころにいろいろ妄想してたのを思い出す(Distributed BTSとか考えてた)。が、定義されているのは参照系ばかりなのかな。うーん。

「組み込みLinux実践講座〜組み込みボード+Linuxで作るMyガジェット」というタイトルにはひかれるのだが、手を出せそうにないので読まず。「USBセンサを使ってみよう」も同様。

Mac OS X連載は終了。えっ?! スロースタートだったからもうしばらく続いていくのだと思ってたのだが。結局ねらいが分からなかったな。

Ruby on Railsの特集記事のAppendix.1の「Ruby再入門」の以下の部分はいまいちだと思う: 「『:』で始まるのはシンボルで…文字列と1対1に対応する」、「メソッド呼び出しは、obj->method()」、「宣言されていない変数を読むとnil」。最後のはebanさんに教えてもらった。ruby -e "p a" #=> NameErrorだがruby -e "if false then a = 1 else p a end" #=> nilであるという話で間違いではないが…… という感じ。それとtypoが少し。

2章はざっくり流れを追えそうなのと「規約」に注目して説明を展開しているのは良さそうだが、ちょっと散漫な印象。あと、この章の中で「Railsもあまり多言語を意識して設定されて」おらず「日本語を入力してもうまく表示されない場合が」あるが「Rubyが多言語をサポートしている」ので「少しコードを追加すれば、ActionMail(引用注: ActionMailerだと思う)を除き、ほとんど問題なく」することができる、という文脈で「『config/enveironment.rb』の先頭に『$KCODE = 'u'』を」入れよとあるのだけど、これって一般的な方法なんだろうか? 「文字列処理などでUTF-8が正しく扱われるようになります」という説明だが、実際には正規表現の動作が変わってしまうわけで、最初からそのつもりで作るのならともかく後から追加するのでは影響がかなり大きくなる可能性も一般には小さいとは言えないような気がする。

3章はRailsでAjaxを使うチュートリアル。これは分かりやすいくて多分実践的で良さそう。さあ何か作ってみようかという気になる。といいつつ今は時間がないのだが。