雑誌メモ: UNIX USER 2005.10号

特集一つめはKNOPPIXのブートシーケンスの解説。記事の最初のページに示されているbootchartによるブート時の活動チャートがなかなかおもしろそうだと思った。コラムとしてブート時間の短縮についての話も出ているので、ここで示されているチャートを軽く分析してみせるといったのがあるとさらにおもしろかったかも。

特集記事の中身については、たとえば「こういう特性のプログラムを起動したいならこのあたりにこれこれをしこむと良い」といったような味付けが欲しいと思った。あるいはフォローアップ的な短期連載でKNOPPIXをハックしてみせるとかいうのがあるとおもしろそうかな。

もう一つの特集はblog、wiki、メールのそれぞれについてのspam対策の話。ここ最近は何かのテストをしているんだかなんなんだか目的がよく分からないspam的なコメントを見かけることが増えているような気がする。一部は手作業で行われてもいるようだし、なんなんだろうな。

wikiでのspam対策って、もしかしてそのwikiを盛り上げるとかかなあとちょっと思った。小さいサイトは認証をかけるとかしかないのかも。差分をチェックするとか連続で書き込める回数を制限するとかの対策は採れるだろうけど。

短期連載の「あける&ふさぐ暗号通信」は今号で終了。