仕事を成し遂げる技術
しばらく前に仕事を成し遂げる技術[rakuten]を(だいたい)読み終えたところだった。で、以下の話にはまったくその通りだと思う。
書いてある内容はとてもいいんだけど、文章とか構成にかなり問題があって、八割方読んだところでしばらく放り出してしまった。これだけ内容がいいのに、本自体の評価は低いってのは珍しい。
[いしなお! - GTD本ようやく読み終わった (12:05)より引用]
文章のほうはともかくとして、全体的な構成をはじめに説明してくれる部分があるだけでかなり違ってくるんじゃないかなと思った。どこでどう話題が動いていくのか、けっこう読み進めるまでつかめなくて、前に書かれていたこととの関係を考えたり、あるいは読み返したりする必要があった。
まあ、それはおくとして。読んでて思ったのは、GTDには何かツールが必要だなあということ。もちろん個人的な環境にとってのことで、一般的な(少なくとも著者の奨める)手法については本書で詳しく説明されているわけだけど。で、そこにある通りに紙を多く使うのが楽な場面もあるかもしれないけれど、手元での主なやり取りはやはりメールやIRCがメインなわけで、だからそれにマッチしたものであるほうが良さそうに思える(むろん本書ではそういうやり方を否定しているわけではないし、メール(MUA)のGTD的使い方についても触れていたりする)。
じゃあどんなツールが? となると、さて。GTDなwiki(GTD TiddlyWikiやschmeh)は見たけどいまいち使い方が分からない。っていうか、あれはテンプレートがそれ風のただのwikiエンジンとは違うものなのだろうかっていうあたりでよく分からなくなった。HTML一枚だけでwiki的なことをやっちゃうってのは面白いとは思ったけど。wiki的なアプローチをとるならRWikiくらいのことをやんないとツールとしてはイマイチなんじゃないかな、とも思う。あるいはhowmのような見せ方をするとか。
あとは、うーん、あまり詳しくは探してないのだけどトラッキングシステム的なのはないのかなあ。いかにもありそうな気がするんだけど。
もしも自分で作るなら基本はメール(IMAP)でかぶせものとしてのwebアプリケーションとかかなあ? 今ならIMAPサーバ側でがんばる手もあるし。mobileimapとの組み合わせで、とかならないかな。