雑誌メモ: UNIX USER 2005.08号

特集は「すぐにできる障害対策」で、ネットワークの二重化、HDDのバックアップ、UPSの運用、という三点が解説されている。実用的でとてもよい記事だと思う。

もう一の特集は「セキュアを極めるLDAPサービス認証統合(前)」で、今回のは前提知識的なところがメイン。次号の後編が気になる。一つ気になったのはLDAPエディタの「GQを利用するポイントは、rootdnを使うこと」とされていた点で、その理由が明確には書かれてない。認証の面では管理用のエントリを作ってやればいけるわけなので、あえてrootdnという理由はなんだろう。

GQはおおむね便利なんだけど、時々落っこちるのと、認証情報が違うだけのエントリをうまく覚えられないようなのが不満。エディタとしての機能がもう少し分かりやすくなれば良いのにな、というのもある(objectClassに応じて入力欄が増えてくれるけど、減ってはくれない、とか)。