ためしてガッテン: 断然うまい! コーヒーいれ方の定理
今日放送のためしてガッテンのテーマはコーヒーだった。
放送では苦味成分のつぶつぶの大きさに二種類あって、そのうちの小さいほうが良くて大きいほうが悪いと説明していた。小さいものは苦味を感じる器官を刺激しつつ通り抜けていく一方、大きいものは同じ器官にはまり込みまとわり続けるためにいつまでも刺激し続けるからだそうな。当然、後者のほうが後をひくイヤな苦味につながる。
小さいほうは大きいほうよりも軽く動きやすいため、ある程度の速さで湯を流してやることで小さいもののほうを多く取り出すことができる。湯が速すぎれば味がなくなり、遅ければイヤな味になる。またさらに、最初の蒸らしを十分に行うことで豆が膨張し、小さいほうが豆の組織から出て行くのにより有利な状況を作ることができるとのこと(表面までの距離がかせげるから)。
ポイントなる最初の注湯がうまく行っているかどうかは豆の膨らみ具合いで分かる。湯を注いだあとでぐぐっと盛り上がり球面を成すようならOK。このとき、ドリッパー内では、まず豆の中心あたりが高温になり、その後次第に全体に広がっていく。逆に湯が表面にずっと残ってしまったり、膨らみはするものの大きな泡がぼこっと出てくるようなのはダメで、この場合、表面付近や底付近が高温になっただけで湯が抜けてしまう。ダメな注湯をすると後で陥没したりするが、うまくやると陥没せず、ある程度形が保たれる。
知識面では知っていることも多かったので進行が遅いなあという感じだったが、後半で田口護氏の実演が見られたので大変良かった。実際に飲みに行きたいねえ。
なお、この放送の再放送は2004年6月10日の16:15(BS2)と6月14日深夜25:05(NHK総合)。
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