投資戦略の発想法

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう投資戦略の発想法[rakuten]を少しずつ読んでみた。300ページほどなので数日からせいぜい一週間ほどで読めるボリューム。出版社在庫もないようで、古本屋でしか入手できなかった。

内容としては一般的なサラリーマンにとってごく身近なところから資産運用の初歩的な考え方について解説したもので、分かり易く、なかなかためになった。特に各種資産(金、債券、株、家、…)の相場に変化があった場合、相対的にどう影響し合うのかといった考え方は、思い返してみれば中学校あたりで学んだはずなのだけど、頭の中から抜け落ちてしまっていたような気がする。ただ、この本に書かれている個々のトピックのうち、この本でしか得られないものはそれほどないと思われるし、いくつかのアドバイスについては他の(たとえばお金がふえるシンプルな考え方[rakuten]の)意見と比べたときにどうなのかな、というところもある。

まあでも全体としては運用を始めていない「今」読んでおいてよかったかなと思える本だ。

追記(2003-08-12): amazon.co.jpを見ると新品が買えそうな感じになっている。