convertを使った赤チャンネル・グレースケール化

黄ばんだ本をスキャンする場合、後で画像処理によって白くしやすくるするためには赤チャンネルだけをひろってグレースケール化するとよいそうだ(自炊技術Wiki 加工-第3の一(二)自炊プロセス v1.2.07[R2])。

他の処理と合わせてGIMPでやるかなと考えていたのだけど、ImageMagickでもできるんじゃないかということに気付いた。やってみたら簡単だった。

convert -channel Red -separate original-image.jpg grayscale-image.jpg

これだけ。-channelオプションの引数にどんなものが指定できるかはここに説明がある。もともとの紙の色合いによっては赤チャンネル以外からグレースケール化したほうがよいこともあるとのことなので、それに応じてGreenやBlueを与えるとよいのだろう。

かなり黄ばんだ画像については赤チャンネルから生成したグレースケール画像のほうなんとなく整っているように見える。ただ、あれやこれやの処理をして、いわゆる白とばしをしようとすると、むしろ悪い結果になることも手元ではあった。

もっともこれは手元での処理内容があまりよくないからかもしれない。Photoshopなど持っておらず、自炊プロセス v1.2.07[R2]などに含まれるアクションを使えない。そのためアクション内容の説明を読みながらGIMPでの加工をしているのだが、何段階からある処理上のステップごとに比較するといったことができず、かなりいきあたりばったりでスクリプトを組んでいる状態で……。