namazu.el

namazu.elは、お手軽検索エンジンとして有名な NamazuのEmacsクライアントです。 このドキュメントではnamazu.elの使い方を解説していました。 内容は1998年当時のもので、とても古いです。

namazu.elは全文検索エンジンである Namazu のためのEmacs/Mule用のクライアントです。

現在のnamazu.elは、 その原形をまつもとゆきひろさんが作成し、 同氏と馬場肇さん、Namazuの作者の高林哲さん、 Toshiaki Tanakaさん、奥西藤和さんのご協力の下で やまだあきらが改造を加えたものとなっています。

入手とインストール

namazu.elを使うためには(あたりまえですが) Namazu本体とEmacsまたはMuleが必要です。 事前にこれらのインストールとセットアップを終えておいてください。

namazu.elはNamazu本体に添付されています。 contribの下を覗いてみてください。 たいていは最新のnamazu.elが見つかるはずですが、 Namazu本体のリリースのタイミングの関係で そうではないことがあるかもしれません。 そんなときには以下から最新の namazu.elを入手できます。 現状ではこのURLがリリース元となっております。

現在はNamazuに同梱されているものの方が新しいです。 この場所に置かれているものはメンテナンスされていません(2002-10-01)。

最新のnamazu.elを入手できたら インストールを行いましょう。 namazu.elのインストールは簡単です。 load-pathに入っている適当な ディレクトリにnamazu.elを コピーするだけで完了します。 必要ならbyte-compileをしておくとよいでしょう。

なおnamazu.elは検索結果を表示する際に browse-urlを使用しています。 古いEmacsやMuleにはこれが含まれていないことがあるようですので、 必要なら入手してインストールしておくとよいでしょう。 browse-urlは <URL:http://wombat.doc.ic.ac.uk/emacs/browse-url.el> から入手可能です。

セットアップ

~/.emacs に以下のような記述を加えます:

(autoload 'namazu "namazu" nil t)
(setq browse-url-browser-function 'browse-url-netscape)

2行目の記述によってHTMLドキュメント (namazu-html-patternに設定されている パターンにマッチするファイル)を Netscapeを使って閲覧することができるようになります。 NetscapeではなくLynxを使いたい場合には browse-url-netscapeのかわりに browse-url-lynx-xtermbrowse-url-lynx-emacsを指定するします。 browse-url-lynx-xtermを指定する場合には、 同時にbrowse-url-xterm-programktermなどを設定しておく方がよいでしょう。

使い方

まずはNamazuのインデックスを作っておきます。 これがないと検索できませんからね :-)

さて、インデックスの準備ができたら、 Emacs/Mule上でM-x namazuとタイプしてください。 すると図1に示すように 「Enter Keyword: 」 と検索するキーワードをきいてきます。

これに対して適当なキーワードを入力すると、 それをもとにnamazuコマンド (namazu-commandに設定されているコマンド)を使って 検索を行って図2のような形で結果を表示しますhf 事前にfont-lockかhilit19をloadしておくことで のように(いくらか)華やかな表示がなされますのでjd お好みにあわせてどうぞ。

図2のような状態では、以下に示すキー操作が可能です。

前ページ 前項 次項 次ページ
標準(1) P p n N
標準(2) C-p [BkSp] [Space] C-n
vi風 h k j l
カーソル [left] [up] [down] [right]
操作 キー
ページの先頭へ <
ページの末尾へ >
ドキュメントの参照 g または [Enter]
条件を追加して再検索 r
検索結果の消去 q

ちょっと進んだ使い方

インデックスの指定

前述のように単に M-x namazuとすると Namazu本体で設定されている デフォルトのインデックスを参照して検索を行います (つまりインデックスの指定なしで naamzuコマンドを起動します)。 これに対してC-u M-x namazuのように C-u付きにすると、 まず図3のように検索に使うインデックスをきいてきて、 そうした上でキーワードをきいてくるようになります。

インデックス入力の際には [Tab]による補完がききます。 また、空白で区切って複数のインデックスを指定することも可能です。

インデックスの別名

namazu-dir-alistという変数に適当な設定をしておくことで インデックスに別名を付けることができます。 この別名はC-u付きで 実行したときのインデックス入力の際の補完の対象にもなりますから、 さまざまなインデックスを使い分けている場合などに 便利ではないかと思います。

別名のための具体的な設定例は以下の通りです。

(setq namazu-dir-alist
      '(("Namazu" . "/usr/doc/namazu/index")
        ("Ruby" . "/usr/doc/ruby/namazu /var/lib/namazu/index"))

この状態でインデックスとしてRubyを指定すると /usr/doc/ruby/namazu/var/lib/namazu/indexの下に置かれている(はずの) インックスを使用して検索が行われます。

関連サイト

<URL:http://saturn.aichi-u.ac.jp/~ccsatoru/Namazu/>
Namazu 本体の公式 Web サイトです。まずはここから!
Namazuのホームページは http://www.namazu.org/ に移転しています(2002-10-01)。
<URL:http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~baba/namazubook/support.html>
1998年9月24日に発売された馬場肇さん著の 「日本語全文検索システムの構築と活用」のサポートページです。 Namazu主体ではあるもののその他の全文検索システムについての情報や さまざまな蘊蓄が満載で、まだすベてを読み終えたわけではないのですが とてもおもしろい内容だと思います。 それにとても読みやすい! (馬場さん、文章が上手だなあ。見習わなくちゃ)
「Namazuシステムの構築と活用」のサポートページは http://homepage2.nifty.com/baba_hajime/namazubook/ に移転しています(2002-10-01)。
<URL:http://www.tama.or.jp/~kenzo-/Namazu/tknamazu/>
Tcl/TkのNamazuクライアントです。
<URL:http://www.na.rim.or.jp/~s_yam/library/search-s.html>
Win32用のNamazuクライアントです。
<URL:http://www.tama.or.jp/~kenzo-/Namazu/>
Namazu for Win32のページです。
<URL:http://www.dd.iij4u.or.jp/%7Ekshimz/warp/namazu.html>
Namazu for OS/2のページです。
<URL:http://www.linux.or.jp/Doc-CD/>
Doc-CDはNamazuを全面的に採用した検索機能付きのドキュメント集です。 参考まで。

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