冷たいなかの鎌倉
ときに身動きを躊躇するくらいに背中のコリを蓄積してしまった。忙しくて止めていたマッサージ通いを再開させる。昨日の今日で予約がとれたので、この時期にダウンジャケットが要るのだなと思いつつ電車に乗った。
マッサージの後、せっかくなのでその足のまま鎌倉へ。ずいぶん久しぶりのことで、いってみたいお店もいくつか。せっかく出掛けてきたのだからとよくばってしまったコースはランチ→鶴岡八幡宮→旭屋本店→蕉雨庵→Life→雪の下→茶来未。帰り道には戸塚のTOKYUにも寄った。
和食のランチをいただいた後、ぶらぶらと若宮大路を歩き、八幡宮へと向かう。倒壊以前には改めて見に行ったこともなかったけれど、芽が出てきたという話があってからちょっと気になっていた大銀杏をせっかくだからと。芽なのか葉なのか、よくわからないが、たしかに緑色におおわれている。
本堂に続く石段から覗き見るかっこうで、背伸び。していると、警備員がパパッと近付いてきた。あれ、撮影とかまずかった? などとよぎったが、危険だから足を入れるなとなっているところに踏み込んでいる男性が隣にいたのだった。初老といったかっこうのその男性は、警備員が離れていってすらいないのに二度、三度と足を入れ、そのたびに注意されていた。
そんな姿に少々せつなくなりながら金沢街道のほうに抜け、旭屋本店で豆大福などを買い、日本茶を扱うカフェである蕉雨庵へ。
蕉雨庵はよく雑誌に載っているお店。評判もよいようだ。が、残念ながら期待は外れ。お茶は好みによるのかなと思うが、お菓子は甘さひかえめというよりは薄味という感じ。さらに接客がせっかちで、飲みかけの一煎目に二煎目を注がれてしまったのにはがっかりした。ちなみに店内写真撮影には許可が必要で、ブログ等への掲載も無断でするのは禁止とのこと。ま、そういう方針もある。あと店内が寒かったなあ。
がっかり分を得て気落ちして帰るのもイヤだ。というのもありつつ、でも実はせっかく行くのならと秘かに予定に組み込んでいたLifeに立ち寄って、今度こそ、ゆったりまったり時間を過ごす。外はとても寒くて、冬のかっこうをしてきたとはいえぼちぼちと歩き続けて冷たくなるなか、お店に入った瞬間にめがねが曇って安心する。ストーブがたいてあり、こういう火が見える景色がちょっとうれしい。雑誌などめくりつつ、ぼやーとする。
さて、この後どうするかと少し迷う。ぼちぼち帰ってもいいが、日本茶テーマの中で考えていた二つのお店のうちのもう一方、茶来未に行くこうかどうしようか。その前に雪の下でお菓子を買って、と、小町通りに入った後、やっぱり寄って帰ることにした。
茶未来はビルの二階にある。一度前を通り過ぎてしまったりしてから入店。カウンターに席が五つ、ベンチのような席が二つ。あとは販売向けのスペース。席数は少ないけども、広くとってあってゆったりしている。六〜七種類くらい(もう少しあったかも)のなかから好みのお茶と、三種のお菓子の中からやはり好みのものを選ぶ。お店の方の手によりゆっくりといただく。二煎目、三煎目と味が変わっていくのがなんとなくわかって面白い。お茶菓子に選んだかのこも、豆の風味がよくきいていておいしかった。
日が暮れるとやがて人出がなくなるのはいつものこと。平日、この時期としては極寒ともなると17時をまわるころにはいつにもましてまばらな様子だった。歩きやすくてよいがその分、寒い。こんな日でもイワタのホットケーキは売り切れるんだなあ、なんてところを見るともなく見ながら駅へと向かった。
突発息抜き北鎌倉、そして長谷
11月のはじめあたりに風邪をひいた。熱などの風邪らしい症状は病院に行くまでもなくすぐにおさまったのだが、咳だけが残ってしまった。どうにも止まらず、眠れもしないという状況が続き、ここにきて病院に行ってみれば気管支炎との診断。もらった薬を飲んでもしばらくは改善せず、11月中頃までは咳が抜けなかった。体力がそれなりに戻ったのがようやく11月も後半になってから。そんなわけで突発的に鎌倉へと出掛けることにした。
ねらいは湘南経済新聞で知ってから気になっていた北鎌倉の石かわ珈琲と、これはおそらく雑誌で見掛けたのだったと思うかうひいや3番地。
まずはランチということで石かわ珈琲への道筋にある橘というお店に行った。店の前の庭は季節のせいもあるかもしれないけど手が入っていないように見える。どうなんだろうと思いつつ店に入ると、どうも雰囲気は定食屋さんのよう。メニューは一つだけで、橘弁当とある。これがそれまでとは雰囲気を変えてしまうような丁寧なもので、妙なギャップが面白い。ただ、食前にプラムのワイン煮が出たり、食後にはブルーベリーティーがあったりというのを合わせると、おかしなところで統一感があるような気もしてくる。観光地でもあってやや割高かなというところでもあるが、それなりには納得して店を出た。
続いて本命の一つ、石かわ珈琲へ。てろてろと歩き、やがて住宅地へ。出掛けるときにはあまり意識していなかったけど、紅葉した落ち葉が流れていて川が常にない色になっていた。
看板を見付け、そばにある階段をずいずいと上がるとすぐに、木の落ち着いたドアが見える。開ければすぐに香りがあって、落ち着いた気持ちになる。ちょうど席がうまっていたものの、空きスペースにテーブルを出してもらえてちょうどよく座れた。きたかまブレンドとコスタリカ、それにプリンをたのんだ。
このときはお店の方は一人だけで、ひとつずつドリップするためゆっくりと進む。ちょうどカウンターの中を見られる場所だったため、手元をながめて待つ。北鎌倉の駅からは少し歩くわりに人の出入りがある。休日だったためか家族連れも多くにぎやかだった。平日はもう少し落ち着いているのだろうか。出てきたコーヒーはお店にあっていて、トゲトゲしさのないマイルドなもの。プリンはなめらかでありながら、ちゃんと火が入っている感じがあり、甘味がうまく整えられていておいしかった。コーヒーとの組み合わせでも外れないよい加減だと思う。帰りにお試しコーヒー豆セットを買った。
北鎌倉の駅に戻り、鎌倉を経由して長谷へ。駅を出る人の流れからすぐに離れて次の目的地であるかうひぃや3番地を探す。こちらも住宅地の中にある。外見は普通の住宅。靴を脱がずに上がると板の間に席が設けてあり、たくさんの人がいる。席数はそれほどでもないものの、民家にいるにしては…… と思うくらいの人がいて、レコードがかかっている。
レギュラーブレンドとノアールブレンド、それにスフレチーズケーキをたのんだ。こちらは少しとがった感じもある珈琲であったように思う。どちらかというと好みがわかれるかもしれない。雰囲気のあるお店であって、ゆっくりまったりできそうだ。灰皿が置いてあったようにも見えたのが気になるが、禁煙かどうかは確認しそこねた。
最後に駅をはさんで反対側にあるベルグフェルドでパンを買って、電飾がにぎやかな長谷駅と戻った。
栗きんとん 2
昨年は品物がないかもというようなことを聞いたまま入手できなかったふるや古賀音庵の栗きんとん。今年は早々に入手できた。この間、買ってきたかずさ屋のピーナツ甘納豆とともに。
同じく買ってあったグァテマラ・エルポルベニール農園
をあけると、強くはないのに印象に残る香り。ドリップ中がいちばん。これいいな。
そんなことをつぶやいたら「伊那 飯田の『いとうや』の栗きんとん」がすばらしいとの情報が寄せられた。とても気になる。一部の商品は横浜そごうにもあるようだが、同社webサイトの情報によれば栗きんとんはなさそう。
散髪とか散歩とか
今日は前々から予約していた散髪の日。元町にあるnestに着いたのは時間ぎりぎりだった。まだ大丈夫とのんびりしていたせいで。
予報では天気が悪そうだったので歩いていくつもりでいたのだが、間に合わない+天気がもちそうな感じ=自転車投入としてなおぎりぎり。急いだためにただでさえ暑いところにさらに上乗せで、汗がふき出るような状態に気がひけるもののどうしようもなく……。
少しずつアジャストしていく感じに気候の具合いを加味して「これこれなので今回はココをこうしてみては」という感じの提案がある。いつもそれに乗っかる。つまりはおまかせなんだけど、うまくおさまるようにしてくれるた上で、前回少しずつ変化がある(自分ではあまりわからないのだけど、帰宅するとそう言われる)。次回の予約をして移動。
自転車があり、少し時間がありそうだったので元町通りを石川町駅→元町中華街駅へとぶらぶらと抜けていき、そのまま山下公園に入る。なんだかトンボが多い。港のほうに近付いてみると大桟橋の人出があるのが見える。何かあったのかなと近付くと見なれぬタイプの船がいくつか。中を見られるのかな?
その後、関内にまわり、ベジタブルマーケットで昼食。ランチメニューに今回はデザートを付けた。いつもながらはずれがなくておいしい。
かなりゆっくりしてから、横浜公園にちょっと戻って改修された庭のあたりぶらぶら。なじみの顔を見付けて安心したところで関内のパン屋さんに行くためにまた戻る。その途中でローロ馬車道店に寄って、どうにもブレーキがキーキーいうんです、というので自転車をみてもらった。シューはまだ交換時期ではないから何かの相性かもしれないとのこと。車輪をみがいてもらって、多分、少し調整してもらって、サスの空気を入れてもらって、でも、まだ少し音が残っていて完全ではないからお代は結構です、と。少し乗ってみて気になるようだったらシューを換えてみましょうということで、ありがたいなかにちょっと申しわけない気持ちも入ってお店を後にした。
それにしてもストライダとかKHSとかBD-1の新しいのとか、見てると欲しくなる。ちょうどやってきた別のお客さんが乗っていたのが新しいBD-1で、慣れた感じでかつきれいな車体にちょっとあこがれる。あとCARRY MEという自転車。これはかなり欲しくなった。実際に乗るとどんな感じなんだろう。
こんなの(BD-1とか製造している会社らしい?) → Pacific Cycles Carry-me
amazon.co.jp
自転車JOY(楽天)
完全ではないといわれながらもずいぶんと調子のよくなった自転車に乗って、今度は黄金町駅近くのマイノリティーズコーヒーに向かう(途中で忘れずにパンを買った)。小さなお店で禁煙ではないため、入れないかもね、なんて話しながら。着いてみればお店の前にテーブルが出してある。煙もないしこれはいいねと外でコーヒー。川があって日陰で、風が通って、ホットコーヒーがちょうどよい。赤い電車をながめながらおいしいコーヒーでゆっくり過ごした。
Villeroy&Bochのカップ
以前、鎌倉珈琲香房に行ったときに使った茶器をすっかり気に入ってしまったようで、
Villeroy&Bochのカップ・ソーサーのセットを購入した。楽天の懸賞だかくじ引きだかでポイントが当たったとかで、何かけっこうお得に買えたらしい。
とってがうねっとしているけれども、意外に持ちやすくて感じが良い。これは右利き用だけど、ちゃんと左利き用もあるようだ。
黄金町のコーヒー専門店「マイノリティーズ・コーヒー」
関内で買い物の後、以前から気になっていながらなかなか行けなかったマイノリティーズ・コーヒーに行ってみた。
このお店のある一帯は、以前は「警察24時」とかいう感じのテレビ番組でちょくちょく扱われるような通りだった。だが、今は道がきれいになっていたり、マイノリティーズ・コーヒーのような、新たな人の出入りがあったりして、そういうイメージからは変わってきているようだ。大岡川沿いのこの通りを実際に歩いてみると、一方通行なこともあって車が少なく、静かな、いってみればなんてことのない通りだった。
さて、マイノリティーズ・コーヒーだが、席はカウンターにいくつかと二人掛けのテーブルが一つ、あとは二階に四人掛けのテーブルが一つというコンパクトなお店。小さいけれども、逆に二階は個室状態となるため、あいていればかなりゆったりとした気分になれる。メニューはというと、ブレンドと数種のストレートが用意されている。他にソフトドリンクがいくらかあるが食事メニューはいまのところない(開発中らしい)。
コーヒーはマグカップにたっぷりと入ってくる。ブレンドとインドネシア(トラジャ・ママサ)をたのんだ。自家焙煎だそうなので、そのこともあってか出すべきところを出しているというような、きちんとした飲み物だった。さっぱりとしていて後味が残らない、けれども軽くはないならいようなバランスで、こってり目が好みでも物足りないということはない。しかもおおむね500円前後というお値打ち価格である。
わりあい近くなのでまた行ってみたいと思っている。豆の販売もしているのでいずれ買ってみたい。


専門店で小さなお店というとちょっと入りにくい感じもするが、実際に行ってみるそんなことはまったくない。さっぱりとしていてなれなれしかったりしない、好感の持てる対応だった。席が少ないのでタイミングが悪いと入れないこともありそうが、天気が良ければ表の川縁りでいただく、というのも悪くないかもしれない(そうできるかどうかは分からないが)。
コーヒーハウス・とむとむのコーヒー
横浜松坂屋で11/13(火)までやっている「茨城県の物産と観光展」にコーヒーハウス・とむとむが出展していて、「ジャパンバリスタチャンピオンシップサイフォン部門2006」で優勝されたという小池美枝子さんが実演というのか、ドリップされているとのこと。せっかくなので行ってきた。
ガラス張りのキッチンでハリオV60を使って一杯ずつドリップをされているのをついまじまじとながめてしまった。最初にたっぷりめの蒸らしをされてから、細く同じペースで途切れないよう、中央付近のみで小さく楕円を描くように注がれていた。表面はきれいにふくらんでいてなめらかな曲面を成していた。
味のほうはやや酸味があってあっさりめ。これは変にクセがないようにとの選択なのかもしれない。好みからははずれるけれどもおいしかった。
ちなみに11/13(火)の午前中はTBSはなまるマーケットの「集まれ家事達人! アマカジ・ア・ゴーゴー」というコーナーに出演される予定とのことで、松坂屋には不在。ただ、テレビの中ではコーヒーのドリップの仕方など見られるのかもしれない。
BRUTUS 2007年3/15号
BRUTUS 2007年3/15号の特集は「決定版! おいしいコーヒーの教科書」。買ってきたまましばらく放置してしまっていたのだが、一部で話題になっているらしいこの特集の部分だけ読んだ。
流行のスタイルに沿ったお店の紹介なんかではなくて、コーヒー系ドリンクについての読者の観点を多様化しようというような雰囲気のある内容だった。トップバリスタやロースターへのインタビュー、基礎知識(うんちく?)、入れ方のポイント、本場の情報、生産地のレポート、などから構成される。
そうはいっても業界紙とは違うものなので、私のような業界とは関係のない者がついていけなくなるような話題はなくて、たとえばスターバックスで(豆ではなく)飲物を買って飲むだけという人にでも高すぎない入口を設けている。
お店の紹介というのももちろんあるが、派手さや新鮮さを際立てた種類のお店ではなく、ある意味で手堅いところが挙げられているように思った。もっとも行ったことがあるお店ばかりというわけではないので、伝聞あるいは(ある程度)確定的な評判からの推測による。
それにしても、写真を見ただけで行きたくなるような、おいしそうなお店の多いこと。めぐってみたいなあ。





























