DON'T TRUST OVER 30

投稿者 akira 2009-12-24 09:16:00 GMT

DON’T TRUST OVER30 (KCデラックス)DON'T TRUST OVER 30[rakuten]はよく知らなかったけども買っておいた。というようなことを書いたのだけど、読んでみたら知っていた。よくある。

雑誌ファウスト掲載時にいくつかチェックしていたものの、当時雑誌を買うというのがあまりなくて、結局追いきれなくなってしまったものだった。もっとも短編集なので他の雑誌に掲載されたものも含まれていた。

変ゼミやサルガッ荘とはかなりトーンが違う。ゴリゴリと人を削るような話が多い。ただ、なんというか、削り出すとか削り上げるとか――ザクザクいってて痛々しくて、かといってスカッともしないのだけど、振るわれる刃物が大きく小さくうねうねと変化していくようなところがあり、その中に何事かを見ることができる。そんな気がしてくる。

ま、そういう物語以外のことを考えてしまうのは読み手の都合であって、こんなふうに感じたのは今の自分のどこかなのかもなとは読後に思った。世界観に引っぱり込まれる物語も面白いけど、何かしら引っぱり出されるような読み方ができる物語も、疲れるけど、楽しい。

TAGROさんと秋★枝さんのおすすめまんが

投稿者 akira 2009-12-24 05:23:00 GMT

おすすめまんががまとめて出ている。

長らく入手困難だったTAGROさんの「宇宙賃貸サルガッ荘」宇宙賃貸サルガッ荘 1 (KCデラックス)新装版第一巻[rakuten]がリリースされた。以前、古書店をそれなりに探してなんとか全五巻をそろえたものだが、今後はそんな苦労をしなくてもすむ――かと思いきや、刷数がそう多くないらしいので、早めに確保しておいたほうがよいのかもしれない。

また、同著者のDON'T TRUST OVER 30[rakuten]も出ている。これはよく知らなかったのだけど、前述のサルガッ荘(1)、変ゼミ(3)とあわせて、はりきって入手した。

もう一つ。

秋★技さんの「伊藤さん」シリーズが収録された短編集「伊藤さん―秋★枝短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)伊藤さん[rakuten]」がリリースされた。純真〜よりも先にこのシリーズから入ったこともあり、単行本で読めるようになるなんて、待ってました、というところ。

楽園創刊号出てた

投稿者 akira 2009-10-27 13:47:00 GMT

恋愛系コミック最先端『楽園』

新しくできたまんが誌楽園 Le Paradis(1)楽園[amazon]は10/29発売。そう思っていたのにもう出てた。店頭で見かけて、あわてて…… はいないけど、その場で買った。というか、一度前を通り過ぎていて、どうかすれば買いそこねているところだった。

シギサワカヤ宇仁田ゆみ、かずまこを、といったならびにやられてもうだいぶ前から買う気まんまんだった。が、よくよく見てみると、さらに黒咲練導という名前が入っているのに今さら気付いた。放課後プレイ (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)放課後プレイ[rakuten]の方なのね。買ってよかった。

(で、宇仁田ゆみさんのblog記事を見て月刊スピリッツが今日出ていたことに、今、気付いた。こっちは買いそこねてるし。)

空の下屋根の中(1)

投稿者 akira 2009-07-29 05:00:00 GMT

パーツのぱ

投稿者 akira 2009-05-29 14:42:00 GMT

藤堂あきとさんのパーツのぱ (電撃コミックス EX 130-1)パーツのぱ[rakuten]を読んだ。

全体的に電気街だったころの秋葉原の雰囲気を持ち続けるパーツショップでのあれやこれやを猫いている。見開きで一話。軽いテンポながらも業界裏話のドロドロが見え隠れする。

秋葉原にはつっこんで通ったことはなかったのだけども読んでいるとなんだかなつかしい。なんていうか、あーっていう感じ。部品を選んで探して、なんてもう何年もしていないが、そうして組むのもよいかもな、なんて思った。(思っただけだけど……。)

シンプル ノット ローファー

投稿者 akira 2009-05-22 17:10:00 GMT

衿沢世衣子さんのシンプルノットローファーシンプル ノット ローファー[rakuten]を読んだ。

日常の中に好きなことを組み入れられるのはしあわせなのかも。好きになるも嫌いになるも、最初の一歩、ちょっとだけ踏み込んでみてから。


GR DIGITALっぽい。ジーーー。

コミックフラッパー2009/6号 2

投稿者 akira 2009-05-08 04:34:00 GMT

 秋★枝さんの「煩悩寺」を目当てに買ってき(てしばらく積んでい)たCOMIC FLAPPER (コミックフラッパー) 2009年 06月号 [雑誌]コミックフラッパー2009/6号。これまでも同様に何号か買っていたものの、どうにも趣味と違うまんがが多くて弱っていたのだが、ここ何号かで始まった連載はわりとよさそう。

一つは柳原望さんの「高杉さん家のおべんとう」。今号では二話目で、前号は買っていないのだけど、仮想家族もののようだ。31才オーバードクターの男性とその姪である12才の少女が同居を始めたというストーリー。タイトルの通りお弁当をキーワードにして関係が描かれるらしい。さほど家事にすぐれるわけでもない二人がやりくりをするなかで、結果的に「男の料理」をふるまうことになったというのが今回のお話。

もう一つはむらかわみちおさんの「虚数霊」。これは今号からスタート。物に宿る思念のようなものを扱う骨董店の店主が物や人と出会う。もしかすると過去の人々と出会ったりもするのかもしれないが、今号ではそのさわりの部分だけなので展開はよくわからない。興味はひかれつつも、ちょっとわかりにくいところがあるなと思ったら、どうやら別のところで連載されていたことがあったらしい。

困るのは後者。作者はかなり寡作のようで、長く描いていらっしゃるようだが単行本は数冊。これは追いかけてみないとまずいかもしれない。これまでも隔月のペースでは買っていたのだから、ペースを上げれねばならないか。

ちなみに次号では小川一水さんの「復活の地」をみずきたつさんがコミカライズした連載のスタートが予告されている。(竹本泉さんによるコミカライズと書いていましたが私の勘違いでした。)

2008年のまんが

投稿者 akira 2008-12-31 13:39:00 GMT

2008年一年間のなかで印象に残ったまんがを挙げてみる。といっても本棚をひっくり返したりはしていないので、目に入るタイトルにつられているかも。もう少しあった気がするのだけど。

そのいち

まず、今年に入ってから出会った(と思われる)まんが家さんの作品から(敬称略)。

天堂きりん - 恋愛アナグラム

店頭で見掛けて好みの絵にひかれて買った。親の離婚から始まる幸せとはいえない境遇を生きる女性の話。どうしても負のフィードバックがかかってしまう、あるいは自らかけてしまう彼女の生を描いている。

続けて性春のキズナも買った。

恋愛アナグラム (Feelコミックス)恋愛アナグラム[rakuten]

長谷川スズ - リカってば!(1)〜(3)

体育会系サバサバな女性とそつなくこなすものごし軟らかな男性とが想ったり想われたりしつつも、どうしても位相が合わないという話。二人とも「できる」人でありながらもダメな人で、そのダメっぷりが魅力。斜めから見守る友人も魅力。こういう脇役が出てくる話に弱い。

リカってば! 1 (まんがタイムコミックス)リカってば!(1)[rakuten]リカってば! 2 (まんがタイムコミックス)リカってば!(2)[rakuten]リカってば! 3 (まんがタイムコミックス)リカってば!(3)[rakuten]

宇仁田ゆみ - マニマニ、アカイチゴシロイチゴ

一続きのストリーがあるわけではなく、相互にゆるく関係し合う女性たちの、それぞれのある日常が切り取る。言動や気持ちのゆらぎやその振幅をとらえている。悩んだりそねんだりがありながらもカラッと明るい。以前ちょっと書いた。

このあたりから始めて、他著もけっこうそろえた。

マニマニ (Feelコミックス)マニマニ[rakuten]アカイチゴシロイチゴ (Feelコミックス)アカイチゴシロイチゴ[rakuten]

ナヲコ - voiceful、からだのきもち、なずなのねいろ(1)

これもどちらかというと絵にひかれて。作品ごとにテーマがずいぶん違うのだけど、どこかゆがんだ人や場をうまく扱っているように思う。しっとり、しんみり。

voiceful (IDコミックス 百合姫コミックス)voiceful[rakuten]からだのきもち (リュウコミックス)からだのきもち[rakuten]なずなのねいろ (1) (リュウコミックス)なずなのねいろ(1)[rakuten]

カネコマサル - ふら・ふろ(1)

アパートの管理をまかされている女性二人が日がないちにちぼーっと過ごす。特別なような特別でないような日々。面白いと思うのだけど、どのように面白いかをうまく伝えられる気がまったくしない(あ〜る系の放課後まんがにトーンが似てるかも)。

ふら・ふろ (1) (まんがタイムKRコミックス)ふら・ふろ(1)[rakuten]

ざら - ふおんコネクト!(1)〜(2)

以前書いた通り。

アサミ・マート - 木造迷宮

以前書いた通り。

そのに

次。すでに読んでいる作品の今年出た続巻や読んだこのある人の今年の新刊。

麻生みこと - そこをなんとか

以前書いた通り。

辻灯子 - ただいま勉強中(1)、ふたご最前線(5)

前者は田舎の女子高生のかなりほのぼのとした学園(?)生活を描く。後者は男女の双子とその家族の日々のやはりほのぼのを描く。ほのぼのというよりもまぜっかえされたといったほうが良いのかも。この人の作品も面白さを伝えにくい。

ただいま勉強中 1 (まんがタイムコミックス)ただいま勉強中(1)[rakuten]ふたご最前線 5 (まんがタイムコミックス)ふたご最前線(5)[rakuten]

TAGRO - 変ゼミ(1)

ここまでに挙げたなかではかなり異色。ヘンタイを扱ったまんが。エログロとかはない(ちょっとエッチくらいはある)けれども、ヘンタイ描写にはことかかないのでダメな人はダメだと思う。その分、はまる人ははまる…… かなあ?

変ゼミ 1 (モーニングKC)変ゼミ(1)[rakuten]

シギサワカヤ - 溺れるようにできている。、ファム・ファタル

「ハートフルがっかり」まんが。これにつきる。誰しもダメなところをかかえているもの。ダメなところをかくしたり、カバーしたり、ダメ主導で動いてしまったり、そんな人たちのお話。

溺れるようにできている。 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)溺れるようにできている。[rakuten]ファムファタル~運命の女 1 (電撃コミックス)ファム・ファタル[rakuten]

鈴城芹 - 家族ゲーム(3)〜(5)

ゲーム雑誌かその周辺雑誌で連載されている四コマまんが。といってもゲームセンターあらしのようにゲームそのものが本筋になっているのではなく、一家そろってゲーム好き家族とその友人知人のあれやこれやを描いているほのぼのまんが。ゲームを楽しむ様子についつられるのでこれを読むとゲームをしたくなる。

電撃4コマセレクション立ち読み屋で各巻の一部を立ち読みできる。

家族ゲーム 3 (電撃コミックス EX 4コマコレクション)家族ゲーム(3)[rakuten]家族ゲーム 4 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)家族ゲーム(4)[rakuten]家族ゲーム 5 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 96-5)家族ゲーム(5)[rakuten]

冬目景 - イエスタデイをうたって(6)

この中ではおそらく最も有名な作品。早く続きを、と思うのだけど、ゆっくり描いてもらったほうが良いかしらとも思う。

イエスタデイをうたって vol.6 (ヤングジャンプコミックス)イエスタデイをうたって(6)[rakuten]

そのさん

最後に雑誌で追いかけている作品。なかなか雑誌で追いかけるところまでは出来ないのだけど、いくつかあるのでその中から。

秋★枝 - ワンシーン

「純真ミラクル100%」もあるけどこの「ワンシーン」や著者サイトにある伊藤さんシリーズがやっぱり好き。「ワンシーン」はまんがタイムファミリーの偶数月号に数ページずつなので、そうそう単行本にはならないだろうなあ。

仙石寛子 - 赤くない糸、他

コミックエール!に連載中。先生生徒とか姉弟とかでちょっと難のある男女の恋を描く四コマまんが。ギャグでもなくシリアスでもなく、心情の変化を追いかけるような作品が多いように思う。単行本はまだだったと思うけど、著者サイトにある4コマで雰囲気をつかめる。

岩崎つばさ - みねちゃんぷるー

まんがタウンで連載中。30ガールがきっかけで好きになったのだけど、なかなか単行本が出てくれない。先日も別の連載でくやしい思いをしたので、今度は追いかけてみようかと思えいるところ。まだ一回目までで年明けに二回目。

うさぎドロップ

投稿者 akira 2008-11-16 13:23:00 GMT

宇仁田ゆみさんのうさぎドロップ (4) (Feelコミックス)うさぎドロップ[rakuten]を読んでいる。ある事情から六才の女の子をひきとることになってしまった30男の奮闘記。

実はその前に読んだマニマニという、まったく別のお話で良いなと思い、著者追いした中の一つ。現在四巻まで出ていて、まだ続いている模様。

それまでになかった生活サイクルに入らざるを得ず、仕事のことを考えてみたり、シングルファーザー状態だということもあって子供の様子に敏感にならざるを得なくなってみたり、その一方でメロメロになってみたり、と、そんなお話。女の子の親は健在なあたり、これから難しい展開が待っているのかなという気がする。

この種の子育てものとしては佐原ミズさんのマイガールやあずまきよひこさんのよつばと!を読んでいる。前者はやや感傷的な雰囲気であり今のところ家族の話として描かれており、後者は子供のとっぴょうしもない行動を軸にコミカルに描かれている。対するうさぎドロップは彼・彼女らをとりまく環境を描いているという視点の違いがあるように思う。

マニマニ (Feelコミックス)マニマニ[rakuten]では若者達の恋愛を描いている。基本的に一話完結だが、あっちの話の登場人物がこっちの話にという感じでゆるくつながってもいる(が、ストーリーとしてはつながっていない)。美化した夢のような話ではなく、かといってきつい、ひどいという話でもなく、日常にあるところを、ただしセックスも含めてわりと生っぽく描いている。

単純な好みでいうとマニマニのほうなのだけど、うさぎドロップもおもしろい。