BE-TWINS

投稿者 akira 2009-03-22 14:02:00 GMT

越智月子さんのBE-TWINSBE-TWINS[rakuten]を興味深く読んだ。中学生の女の子が主人公。その友人となる同級の女の子は双子であった。そんな三人の物語。

主人公の立ち位置があるところでするっとシフトするのにハッとする。時間の流れ、家庭や生活環境、成長などのあらゆることが人間関係に反映されるようで、女の子たちってそんなだったのか、と。

完全恋愛

投稿者 akira 2009-03-15 13:45:00 GMT

完全恋愛完全恋愛[rakuten]はの著者は牧薩次さん。けっこうなボリュームがあるので二、三日に分けて、間にいろいろはさみながら読もうかなんて考えていたのだけど、読み始めたらいきおいに乗って、そのまま読みきってしまっていた。

ある少年が老いていくまでというすごく長い期間を扱っていることもあり、盛り上がりどころももちろんありながらも、ゆったりとした時間の流れを感じるようなお話。ただ、クライマックスは「うはー」という感じだった。こりゃすごい。

ミステリ系を読み始めるきっかけであった「容疑者Xの献身」を読んだときにも「やられたー」という気持ちを味わったのですけど、今度のもそれにおとらない「やられたー」。

物語の始まりは戦時中なので、正直、ちょっと苦手かもと思いながら読み始めたのがいつの間に乗せられちゃったのか。amazon.co.jpのレビューにもある通り、とある作家さんが一枚かんでいる。この方の他作を読んでみたくなった。

秋期限定栗きんとん事件

投稿者 akira 2009-03-15 13:40:00 GMT

米澤穂信さんの小市民シリーズの新作である秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件の上巻[rakuten]と秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)下巻[rakuten]を読んだ。

内容は…… いつもの通り、でもないか。別々の道を歩むことになった二人のそれから。小佐内さんの、なんていうのだろう、ブラックさというのともちょっと違うし、いけずってのも少し外していそうだし、やっぱりコケティッシュ、なのかしら。ともかく、またもしっかり楽しませてもらえた。

不完全世界の創造手

投稿者 akira 2009-03-14 11:35:00 GMT

小川一水さんの不全世界の創造手(アーキテクト) (朝日ノベルズ)不完全世界の創造手[rakuten]は技術者が主人公の物語…… なのかな。物語というよりも伝記を読んでいるような気分になった。

技術者が、有能なCEOのもとで理想の実現を目指すもの。もちろん経済や政治といった技術以外の面からも敵は現れる。思想の面からも。

技術者モノは好きなのだけど、技術者が社会的理想を追いかけてしまうのでもう一つのれなかった。展開は用意されているもののどうも物語性に欠ける印象で、そうかといって面白くないかっていうと、うーん、どうだろう。ちょっと変わってると思った。

理想追求を主題と考えると展開が甘めなのはもの足りないかな。

トーキョー・クロスロード

投稿者 akira 2009-03-13 10:05:00 GMT

濱野京子さんのトーキョー・クロスロード (teens’best selections)トーキョー・クロスロード[rakuten]を読んだ。

きっかけはhirax.netの記事だが、紹介文から受けたイメージと、本を読んだ感想はずいぶん違ったものだった。違ったものだったが内容はとっても良かった。

若くて、せつなくて。ふりかえってみると変化の体感速度、感触、認識のズレというか、見掛け上の違いというか、そういったところが印象的だった。ネットワークの相互運動の見え方への戸惑いだったかもしれない。パラパラと裏返り続けながら落ちていく玩具のような風景が見えた気がした。

シンプルともいえなくないなかで、何をどのように感じとっていったのかな、と、そこら辺で自分に立ち返って、どーーーだったかなぁ。って。