完全恋愛
完全恋愛[rakuten]はの著者は牧薩次さん。けっこうなボリュームがあるので二、三日に分けて、間にいろいろはさみながら読もうかなんて考えていたのだけど、読み始めたらいきおいに乗って、そのまま読みきってしまっていた。
ある少年が老いていくまでというすごく長い期間を扱っていることもあり、盛り上がりどころももちろんありながらも、ゆったりとした時間の流れを感じるようなお話。ただ、クライマックスは「うはー」という感じだった。こりゃすごい。
ミステリ系を読み始めるきっかけであった「容疑者Xの献身」を読んだときにも「やられたー」という気持ちを味わったのですけど、今度のもそれにおとらない「やられたー」。
物語の始まりは戦時中なので、正直、ちょっと苦手かもと思いながら読み始めたのがいつの間に乗せられちゃったのか。amazon.co.jpのレビューにもある通り、とある作家さんが一枚かんでいる。この方の他作を読んでみたくなった。
秋期限定栗きんとん事件
米澤穂信さんの小市民シリーズの新作である
秋期限定栗きんとん事件の上巻[rakuten]と
下巻[rakuten]を読んだ。
内容は…… いつもの通り、でもないか。別々の道を歩むことになった二人のそれから。小佐内さんの、なんていうのだろう、ブラックさというのともちょっと違うし、いけずってのも少し外していそうだし、やっぱりコケティッシュ、なのかしら。ともかく、またもしっかり楽しませてもらえた。
トーキョー・クロスロード
濱野京子さんの
トーキョー・クロスロード[rakuten]を読んだ。
きっかけはhirax.netの記事だが、紹介文から受けたイメージと、本を読んだ感想はずいぶん違ったものだった。違ったものだったが内容はとっても良かった。
若くて、せつなくて。ふりかえってみると変化の体感速度、感触、認識のズレというか、見掛け上の違いというか、そういったところが印象的だった。ネットワークの相互運動の見え方への戸惑いだったかもしれない。パラパラと裏返り続けながら落ちていく玩具のような風景が見えた気がした。
シンプルともいえなくないなかで、何をどのように感じとっていったのかな、と、そこら辺で自分に立ち返って、どーーーだったかなぁ。って。
BE-TWINS

