ドキュメントスキャナ再考
ScanSnap iX500のキャンペーンのお知らせが届いたのをきかっけに、現行機種について少し調べてみた。(2017-06-21時点)
スキャン性能
300dpi | 600dpi | |||
カラー/グレー | モノクロ | カラー/グレー | モノクロ | |
ScanSnap S1500M | 20 | 20 | 5 | 5 |
ScanSnap iX500 | 25 | 25 | 7 | 7 |
ブラザーADS-2800W | 30 | 30 | 12 | 12 |
ブラザーADS-3600W | 50 | 50 | 12 | 24 |
EPSON DS-530 | 26 | 35 | 13(*1) | 17(*1) |
EPSON DS-570W | 26 | 35 | 13(*1) | 17(*1) |
CANON DC-240 | 20 | 45 | - | - |
(*1) line/msecの比による推定値
機能
OCR | USB | Wi-Fi | Ether | Mac対応 | Linux対応 | |
ScanSnap S1500M | ○ | 2.0 | × | × | ○ | × |
ScanSnap iX500 | ○ | 3.0 | ○ | × | ○ | × |
ブラザー ADS-2800W | △ | 3.0 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ブラザー ADS-3600W | ○ | 3.0 | ○ | ○ | ○ | ○ |
EPSON DS-530 | △ | 3.0 | × | ○ | ○ | × |
EPSON DS-570W | △ | 3.0 | ○ | ○ | ○ | × |
CANON DC-240 | △ | 2.0 | × | × | × | × |
(*) OCRが△はMac対応なし / Mac対応は操作ツール類の対応状況を示す / Linux対応はドライバ提供状況を示す
その他
ScanSnap S1500Mが発売されたのが2009年2月、iX500が2012年11月。CANON DC-240が2015年で、その他が2016年に発売された。
後発が有利というのはあるのだろうが、こうしてみると600dpiを使わなければScanSnap iX500もそう悪くない。(特にキャンペーン価格なら。) ただし600dpiを使うとなるとS1500M→iX500で5→7になったとはいえ辛い。
ブラザーADS-2800W、ADS-3600Wのマニュアルによると、読み取りモードがモノクロ、グレー(誤差拡散)、256階調グレー、1677万色カラーとなっており、グレー(誤差拡散)というのが興味深い。またLinux対応していたり、ネットワーク機能としてSFTP対応しているのも面白い。ただし他製品に比べてやや高価でもある。
ブラザーADS-2800W、EPSON DS-530、DS-570WはOCRのMac対応がないが、OCR単体の製品としてABBYY FineReader Pro for Macというのがある。ADS-3600WのOCRは「ABBYY FineReader Professional Edition for Mac」であり、ScanSnap iX500のOCRは「ABBYY FineReader for ScanSnap 5.0」である。
操作ツールの対応状況はいずれもMacは一段下のようであった。オフィスなどでの利用に際しては重要なポイントかもしれない。私自身は各種の便利機能を重視していない(使いたい場面がこれまでなかった)のでそれほど気にしていない。最も多用する操作はスキャン開始ボタンのクリックだった。
CANON DC-240はMac対応がないのであまり調べていない。